ミキプランニングでは、年間にご提供できる棟数はそんなに多くありません。
多くても5棟前後です。
しかし、その棟数には大きな意味があります。
■まず、自分自身が本当に良いと思える物件だけを厳選して仕入れられる棟数・・・という意味です。
良い土地・希少な土地は当たり前のように数が少ないです。
不動産業に16年間関わってきたプロとして・・・
・長い目で見ても資産価値の下落リスクが少ない立地条件の土地。
・良好な住環境が実現できる間取りのお家が建てられる土地(間口・形・向き)。
・住環境が変化してしまうリスクが少ない土地。
・無駄が少なく、隅々まで活用できる面積の土地。
・・・を厳選してお届けしています。
規模が大きく、何十棟・何百棟分の土地を仕入れないといけない体制の会社では、どうしても土地の仕入れに妥協が生じます。
良い土地だけを選んで仕入れていたのでは、何百棟分の土地を確保する事は難しいからです。
一方、年間5棟くらいの数であれば、仕入れをかなり厳選する事ができます。
事実、年に何百という数の物件情報に接しますが、本当に良いと思える物件の数はせいぜいそれくらいなのです。
■次に、1邸1邸の計画に細部までしっかりと時間を掛けられる棟数・・・という意味。
年間5棟くらいの数であれば、1邸1邸にしっかり時間を掛けて計画を練る事ができます。
規模が大きく、年に何十棟・何百棟も着工しないといけない体制の会社では、どうしても流れ作業的にプランを決める事となり、細部まで計画を練る事が難しくなります。
■土地の選定と仕入れ・プランの企画・お客様へのご説明・販売させて頂くまでを自分ですべて一貫できる棟数・・・という意味。
良い土地とは何か?良い間取りとは何か?良い品質の家とは何か?
自分なりにそれぞれの理想を持っています。
これは個人的な性格によるものかもしれませんが、それらの理想を結び付けひとつの形にするという作業には、分業という方法では難しいと思っています。
また、どんな動機や考えに基づき、どのようにして造られた物件なのか、それを実際に住んで頂くお客さまに理解して頂く事がとても大切だと私は思っています。
関連記事:私が物件づくりで大切にしている事&解説記事を書く理由。
その為には、やはり造った本人である私自身が直接住んで下さるお客さまに物件のご説明をする・・・個人的にはこの事がかなり重要だと思っています。
そして、その体制が実現できる棟数が、年間5棟くらいの棟数・・なのです。
取り扱う物件数は少ないですが、そのかわり取り扱う物件は自分自身が本当に良いと思える厳選した土地ばかりです。
また、ひとつひとつ細部まで自分の手で時間を掛けて計画した住宅です。
その事をお伝えしたくて作成したチラシです。
ここでは、広告ではお伝えしきれなかった紙面トップ写真にある18の工夫について、より掘り下げてお知らせしたいと思います。
1、テーブルの配置や大きさに合わせて適切な位置にペンダントライトが設置できるダイニングの照明プラン
ダイニングテーブルにはペンダントライトがやっぱりオススメです。
空間を均一に照らすシーリングライトとは違い、テーブルの上を照らすという明確な目的を持って設置されるペンダントライト。テーブルの上に並んだ食事を引き立ててくれるでしょう。
しかし、ペンダントライトはテーブルのサイズや配置によって、最適な位置が変わります。
また、写真にあるような2灯のタイプもあれば、1灯・3灯というタイプもあり、採用する照明によっても設置位置が変わるのです。
ミキプランニングの物件では、テーブルの大きさや配置・照明の種類や数によって最適な位置に照明を取り付けられるように計画されています。
2、照明のレールや根本が目立ちにくいよう、照明ボックスを造作しました
天井にくぼみを設けてその奥にレールを設置している為、見た目的にもスッキリ納まるように工夫しました。
3、リビング学習ができるライブラリースペース
2人並んで学習できるよう、約2mとゆとりのある横幅で計画しました。
デスク下にはワゴンを入れる事もでき、お子様が小さいうちはリビング内のおもちゃを整理するのにも役に立つと思います。
キッチンやリビングから程よい距離で見守れる位置&テレビが視界に入らない位置に配置しています。
足がなく、横幅めいっぱいに広くデスクを活用できるのは造り付けならでは。
デスク上の消しゴムやペンなどの小さな物が机の奥に落ちてしまう事もありません。
機能性と意匠性(見た目の良さ)を同時に実現できるという点が造り付けの最大の利点。
その事には大きな可能性を感じており、これから力を入れていきたい分野です。
※このスペースをPC置き場として使われたい方は、おっしゃって頂ければ配線用の穴開けをします。
※使わなくなった時には収納にリニューアルする事も可能です。
4、小物が置ける窓台高さ
この小窓の第一の目的はリビングの換気と採光です。
そのため、雨が内部に降り込みにくい開き方の窓を採用しています。
また、「平和公園北の家」は、低層住居専用地域の為隣家との間に距離がある為よく光が入ります。
型ガラスによって拡散されたマイルドかつ十分な量の自然光がデスク上に落ちます。
どうせなら、時計やペン立て等デスクまわりの小物を置く台としても活用できるよう、窓の取り付け高さを検討しました。
デスク上をより広く使えるだけでなく、時計は顔を上げた時の目線の高さに近くなり、もっと使いやすくなるのではと思い計画しました。
飲みかけのコーヒーやジュースを窓台に置けば、本やPCの上にぶちまけるという大惨事も少しは少なくなるのではないでしょうか?
5、デスクの上を広く使える棚下照明
2人掛けのスペースにスタンド式の照明を置くとしたら2人分・・。
これだけで、デスク上のスペースを結構消費します。
その分、活用できるデスクスペースが狭くなる訳です。
しかも、右側の席に右利きの人が座る場合、手元に影が落ちないよう照明器具の配置にも悩まされるでしょう。
しかし、あらかじめ棚下に照明を造り付けておく事によって、デスクを広く使えるようになります。
そして、隅々まで明るく、テーブル上のどこで作業をしても手元に影ができにくい。デスクに求められるあかりとしてより上質な環境を実現できます。
さらに、照明器具がほとんど目立たず、意匠性の高さも実現できています。
6、空間を余す事無く活用できる専用本棚
空中のスペースも無駄なく活用し、機能性と意匠性を両立できるのも造り付けならでは。
デスクスペースの本棚として、また、リビング内の家族共有の本棚として、また、DVDやCDの収納としても活用できます。
7、棚の内部に納まり目立ちにくいエアコン設置位置
何もない壁面に出っ張るように取り付けられたエアコンは目立ちます。
家のメイン空間とも言えるリビング。できるだけ目立たない位置にエアコンを計画したいと毎物件ごとに考えています。
「平和公園北の家」では、リビングのエアコンはこの棚の最上段に取り付ける計画です。
棚の中に納まるような設置となるので、エアコンが目立ちません。
取付の場所としても、リビング全体に風を送れる理想的な場所です。
8、キズの付きにくい耐久性の高いフローリング
小さなお子様やペットがいるご家庭では、使用している建材のキズに対する耐性はとても大事な要素だと思います。
ミキプランニングの家では、キズや色あせ・ひび割れなどに強いフローリングを採用しています。
以前の自宅・事務所では、同じフローリングを採用して6年使用しておりましたが、想像以上にキレイな状態を維持できました。
ただし、角が立ったものを落とした時にはキズ(凹み)がつきますので、その点はご注意下さい。
面倒なワックス掛けをしなくても(むしろ、ワックスは禁止)拭き掃除だけでキレイな状態が維持できるのもポイントです。
9、最高に機能的で使いやすい独立型のキッチン
キッチンを常にキレイで片付いた状態で維持する事は不可能です。
そう考えた時、フルオープンのアイランド型・ペニンシュラ型・対面型キッチンは果たして生活に馴染むキッチンでしょうか?
生活の中で美しく機能するキッチンでしょうか?
個人的にはそうは思いません。少なくとも、使う人を選ぶキッチンです。
それらを「流行だから、受けが良いから」というだけの理由で住む人の顔が見えない分譲住宅に(しかも大した工夫もせず)採用するのは正直どうかと思います。
今時独立型キッチン?と思う方も中にはいらっしゃるでしょう。
しかし、独立型には独立型でしか実現できないすばらしいメリットがたくさんあります。
それを知って頂ければ、実際の生活の中で使って頂く程に良さを実感して頂けるキッチンタイプだと思います。
■独立型キッチンでしか実現できないメリット
・キッチンが多少片付いてなくても、扉を閉めるだけで生活感を消せる。
・よって、見た目の事を気にせずに機能優先でキッチンの使い方を突き詰められる。
・冷蔵庫や電子レンジ等の家電がリビングダイニングから見えない。
・扉も窓も閉めて換気扇を回せば、キッチンの外へにおいが漏れる事を防げる。
・キッチンの水や油がダイニングのほうまで跳ねる事はなく、パネルをふき取るだけで簡単にお掃除ができる。
・キッチンの扉を閉めれば、キッチンだけを床暖房で効率よく暖められる。
・扉を閉めれば使っていないキッチンまで空調を効かせる無駄を省ける。
・扉を閉めればペットやお子様が侵入するのを防げる。
・壁が多いレイアウトなので、使用頻度の高いツールをぶら下げ収納でき、無駄な動作を無くし機能的に使える。
・面積をコンパクトに設計できるので、その分リビングや玄関の収納を増やせる。
独立型には、ダイニングやリビングの様子が伺いにくいというデメリットが一般的に挙げられますが、「平和公園北の家」では、ダイニングやリビング、その向こうのお庭まで見通せる位置にレイアウトされています。
10、ダイニングテーブルの近く&よく通るリビング入り口の位置にあるオープン棚
何気なく物が置かれるダイニングテーブル。それが置きっぱなしになってしまっていませんか?
ダイニングテーブルの近く&通行頻度が高い動線上(リビングの入り口)に、物を取り出しやすく仕舞いやすいオープン棚を設置すればそれも少しは解消できるのではないかと思い、計画しました。
・ボックスティッシュ・子供のおしりふき、ウェットティッシュ・化粧品・タブレット・雑誌や新聞・書類・郵便物・眼鏡・ばんそうこうや塗り薬・ハンドクリーム・リモコン・文房具・・・
このような生活小物は、移動のついでにテーブルの上から棚の中に仕舞う・・・そんな流れができれば負担も少なく片付けやすいのではないでしょうか?
11、玄関に設置された大型土間納戸
玄関よりも奥に運ぶ必要がない物は意外と多く、外で使う物や濡れた物はなおさら家の中に運びたくはありません。
土間仕様になっている為、子供の遊具やスポーツ用品・ベビーカーやキャンプ用品などの外で使う汚れた物や、洗車用品や高圧洗浄機等の濡れた物を収納するのに最適です。
さらに、玄関にある土間収納は、車への荷物の積み下ろしが楽な上、靴を脱ぎ履きする必要もなく、スムーズに荷物が運べます。
12、ゆとりのある広い玄関スペース
ベビーカーを畳まずに置いておけるくらいの広さがあります。
また、靴を履く時に便利な小型スツールを置いても玄関が狭く感じるような事もありません。
奥まった位置に玄関を配置しているのは、充実した収納がある広い玄関を造る為です。
13&14、お花が飾れるカウンター&絵が飾れる大きな壁面
純粋に、お花や絵を飾れるスペースがある玄関は素敵だと思いませんか?
家族の写真を飾っても良いですし、シャチハタ印や車の鍵・家の鍵の置き場所としても便利です。
15、天然木の天井
天井には天然木を張っています。
ゆとりのある広さで飾り台もある玄関なので、天井を天然木張りとしたらもっと玄関の良さ、グレード感が際立つだろうと思い、計画しました。
16、カウンターや壁面に光を向けられる照明器具
写真には写っていませんが、天井には4つのダウンライトが設置され、そのうち2つは向きを自由に変えられる器具を採用しています。
カウンターの上のお花や壁に飾られた絵に光を向ければ、より印象的な玄関を演出できます。
17、両手がふさがっていてもストレスを感じない人感センサー付き照明
駐車場から玄関までのアプローチ、玄関内部、納戸には人感センサー付きのダウンライトを採用しました。
荷物で両手が塞がっている時に、手探りでスイッチを探す必要もありませんし、荷物を置いて照明スイッチを切る為に戻ってくる必要もありません。
長ぁ~い記事になってしまいましたが、お伝えしたい事の半分も書けていません。
もし、このチラシを見て「平和公園北の家」に興味を持っていただいたお客様がいらっしゃれば、ぜひその他の記事もご覧ください。
そして、内覧会へご参加頂ければ嬉しく思います!
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
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