良い建物、建物品質とは何か?

「このメーカーは、一体何に基づいて建物の品質を定義しているのだろうか?」

これは、住まいを検討する上で非常に重要な質問です。
その答えこそが、メーカーごとの住宅の品質に対する価値観の違いを明確に表すこととなるからです。
また、造り手と住まい手がその価値観を共有できることこそ、信頼関係そのものだと言えるからです。

精度の高い施工を現場で積み上げてこそ、品質の高い住宅ができあがる

「最新の耐震装置を採用しているから地震に強い」
「2×4工法だから地震に強い」
「最新の断熱工法を採用しているから断熱性能に優れている」
「長期優良住宅だから品質が高い」
「耐震等級が高い住宅なので、地震に強い」
「断熱等級が高い住宅なので、断熱性能が高い」

そう思っていませんか?

これらは間違いではありませんが、手放しで信用できるものでもありません。

なぜなら、これらはすべて「仕様の違い」であり、肝心の「施工の精度はどうなっているのか?」という重要な視点が抜け落ちているからです。

どんな制度もどんな工法も、精度の高い施工に基づいていなければ、どれも「机上の空論」に過ぎません。

住宅とは、職人さん達の手によって、ひとつひとつの工程を積み重ねることによって造られる商品です。 そのひとつひとつの工程の品質を語らずに、住宅全体の品質を語ることがなぜできるのでしょうか?

おさらい
  • ●住宅は、職人さんの手によって造られる商品である。
  • ●職人さんが積み上げる一つ一つの工程の品質が、住宅の品質となる。
  • ●どんな材料も、どんな工法も、施工品質次第。

施工の精度 = 検査の精度

では、「精度の高い施工」を実現する為に必要な事とは何でしょうか?

それは、「 ひとつひとつの工程に対して、徹底した検査をその都度行うこと。」です。

信じられないことですが、今の日本の住宅政策上では、全工程中「基礎配筋」と「構造金物」の2回しか検査が義務づけられておりません。

しかもその内容とは、1回あたりおよそ15分の「精度の高い検査」とはとても言えないような内容です。

今の日本で新築されるほとんどの住宅は、この2回の義務検査しか受けていないと言っても良いでしょう。

少なくとも、住宅の品質の要とも言える「防水」と「断熱」の検査をせずに、住宅の品質を語ることがなぜできるのでしょうか?

今の日本では、大いに疑問があるこの制度に基づいて住宅が建築されているのです。

おさらい
  • ●高い精度の施工を実現するのは、高い精度の検査。
  • ●今の日本の住宅政策によって義務づけられている検査は、決して十分とは言えない。

第三者による徹底した施工検査を実施した住宅を提供する

ミキプランニングでは、分譲住宅・注文住宅を問わず、また、仕様の違いを問わず、すべての住宅に第三者による徹底した施工検査を実施します。

検査項目は、義務検査の2回に対して計6回。
ひとつの工程にかける検査時間は、義務検査のおよそ90分に対して90~120分。

これだけの検査が必要なのは、人の手によって造られる住宅という商品だからこそ。

人の手によって造られる以上は、ミスや忘れを想定せずに家づくりをすることはできません。

また、数百箇所に及ぶすべての検査個所に対して写真を撮影し、記録に残します。

問題点については、なぜ問題なのか→どう改善されたのかを、写真と共に記録に残します。
すべての写真と検査内容を検査報告書としてまとめ、お施主様にお渡しします。

どのような施工で建てられた家なのかを、根拠を示して説明できる家とそうでない家では、建物の資産価値にも影響します。

このような検査を行い、記録を残す事には、しっかりとした品質の住宅をお届けすることだけでなく、建物の資産価値を高めるという目的もあります。

おさらい
  • ●人の手で造られる商品だからこそ、忘れやミスを想定した品質管理でなくてはならない。
  • ●勘違い施工は、自社検査では気付けない。だからこそ、第三者による検査に意味がある。
  • ●どのような施工で建てられた家なのかを根拠を示して説明できることは、資産価値的にも重要。
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