現在、千種区南明町という場所に「自宅 兼 事務所 兼 モデルハウス」を建築中です。
このマンションは、当社の事務所 兼 自宅です。
あたらしい自宅 兼 事務所は本当はもう少し早い時期の着工を予定しておりましたが、販売物件の計画や施工を優先しつつ、ずるずると1年半ほど遅れてようやく着工できました。
そこで、今までお世話になった現在の「事務所 兼 自宅」を売却する事となりました。
平成24年10月頃に購入したマンションです。
本当に気に入って買ったマンションです。
気に入ったポイント
何と言っても立地の良さ
それまで、地下鉄の駅から徒歩15分のマンションに住んでいた自分にとって、駅徒歩2分という立地はとても魅力でした。
駅までの実際の距離は約90~100m。不動産の広告では徒歩1分という表記が可能なのは80mまでですから、少しオーバーして2分という表記。
しかし、感覚的には駅を出て1分とかからずに家に帰れます。雨降りの日に傘を持っていなくても小走りでなんとか帰れてしまう距離です。
東山線なので、栄や名駅方面には本当に気軽に出掛けられます。
あたらしい自宅兼事務所は駅から徒歩12分なので、この点は本当に名残惜しいです。
すばらしい駅近生活を満喫させてもらいました。
また、東名高速名古屋インター、また、名二環が近いので、車で外出の際も便利です。
それと、東名高速バスの乗り場がすぐ近くなのは以外と便利です。東京に行く際に名駅まで出て新幹線に乗り換えるのもいいですが、場合によってはバスで東京に行くこともよくありました。
収納の多さ
個人的に、マンションの最大の欠点は「収納量」にあると思っています。
どうしてもマンションは一戸建てに比べると収納が取りづらく、物が増えるタイプの人間にとっては、収納が充実した間取りのマンションを探すのに苦労しました。
中でも壁面めいっぱいに計画された玄関収納がとても気に入りました。
収納されている物を一覧できる約30センチの程よく浅い奥行き寸法なので、とても使いやすいです。
そして、床から天井付近まで横幅約3.5mもあるので、大容量でとても助かっています。
この収納がなかったら我が家の収納は破綻していたと思います・・。
また、この壁面収納は玄関収納(靴の収納=現在約35足収納しています)と連続しているので、靴の収納が足りなければ簡単に拡張できます。
実際に我が家では隣の収納まで靴収納を拡張し、計45足の靴を収納しています。
寝室の隣にある約3帖の納戸も非常に重宝しています。しかし、この収納には当初欠点があったので、リフォームを入れた際にそれを改善しています。
それは後ほど記述します。
陽当たりの良さとその持続性
このマンションの南側には、高速道路の高架があります。
7階であれば高架よりも上になりますので、圧迫感もありませんし、陽当たりの障害にもなりません。
そして、リビングには横幅約2.9mの大型窓があるので、陽が良く入りとても明るいです。
また、リビング隣の洋室も南を向いているので、それも気に入りました。
将来的に南側に高い建物が建つ事は考えにくく、今の明るさが維持される事がほぼ約束されている訳なので、南側に大きな道路があるのはむしろ好条件だと思いました。
要検討だったポイント。
南側の道路からの音
南側に高架がある事は、陽当たりの面では確かに好条件ですが、音の問題はまた別です。
分譲当時のカタログを取り寄せて確認しましたが、このマンションには防音性の高いT2等級のサッシが採用されています。
ただ、重要な事は実際の音が気になるかどうか。
この点は感じ方に個人差があると思いますので、現地をご確認いただく際の重要なチェックポイントになるかと思います。
自分たちがこのマンションを内覧する時もそうでした。
実際に生活してみても、テレビや音楽をつけて過ごす事が多い事もあって、よほど意識しないと道路の音が気になる事はありません。
逆に言えば、道路の音を意識しようとすれば・・聞こえます。
ただし、窓を開けっぱなしで生活する事はできないと思います。窓を開けている状態ではそれなりにうるさいです。
少なくとも自分は音の問題でストレスを感じた事はありません。
収納に関して
元々このマンションは収納が充実しているほうだと思います。しかし、細かく間取りを見てみるとまだ無駄になっている空間が存在し、改善点が多いと感じました。その点をフルリフォームの際に改善しました。
フルリフォームの内容について。
内装のリニューアル
まず、フローリングとクロスはすべて交換しました。
当社の住宅で標準仕様としているクロス(サンゲツAAグレード)とフローリングを採用しています。
クロスについてはSPという廉価グレードに比べ、AAグレードは立体的で意匠性の高いものが多いです。
また、フローリングはキズに強い機能を持った商品です。
実際に生活してみてどうなのか。それを自分でも確かめてみたいと思い採用しましたが、6年の生活ではほとんどキズや汚れは目立っていないと思います。
この点も感じ方に個人差があると思いますが、内覧時にご確認頂くポイントです。
建具についても一部、フローリングの色に合わせて交換しています。
キッチンや洗面台の正面は、キッチンパネルからタイル貼りに変更し、玄関の壁面もモザイクタイル貼りに変更しています。
なので、築約12年のマンションですが、内装はとてもキレイな状態だと思います。
間取りの一部変更
↑ 左がBEFORE。右がAFTER
主に、収納を増強する為の間取りの変更です。
まず、キッチンの背面収納について。
個人的には、キッチンの背面収納は45センチあれば十分だと感じています。
奥行きが深くなっても奥のほうは使いづらいだけですし、オーブンレンジ等の調理家電も45センチで十分に納まります。
実際に、背面収納の寸法は45センチで計画されているものが多いのです。
まず、元の間取りでは約70センチあったキッチン背面収納の奥行き。
これを冷蔵庫部分を除き45センチにし、反対側の廊下から使える本棚を造り付けました。
次に、洗面脱衣室の動線。
廊下から洗面脱衣室に入る動線でしたが、それを廊下から入る動線に変更しました。
その事によって省略できた洗面脱衣室内の無駄な動線スペースを収納にしました。
また、収納を造ることによって必然的に洗濯機の横に壁が出来ます。
その壁を利用して、洗濯機置き場の上に可動棚を設置しました。
洗濯機の方に向いたまま洗剤や柔軟剤、漂白剤が出し入れできるのはとても便利です。
※詳しくは、物件ページのVR画像(360度)もご覧ください。
さらに、収納量をアップしました。
納戸については、主に2点不満な点がありました。
まず、元の間取りはドアばかりで壁がなく、収納として使える壁面がほとんど残されていなかったこと。
次に、約2.9mもある高い天井高を収納として活かしきれていなかった事。
そこで、廊下から出入りするドアをなくし、収納として活用できる壁面を確保しました。
次に、特殊な収納金物を使う事で、洋服を上下2段に掛けられるように改修しました。
この納戸には、間取り図で見る見かけの2倍の収納量が実際にはあります。
長い壁面を床から天井まで活用できるようになった事で、納戸としてのスペックは大きく上がったと思います。
照明計画の変更。
元は、天井にシーリングライトがあるだけの計画でしたが、ライティングレール仕様に変更しています。
スポットライトの数と照らす場所は自由に変更できます。つまり、家具の配置や過ごす場所によって照明の数や位置を変更できます。
リビング・ダイニングの壁面は左官(塗り仕上げ)とし、上部に間接照明を新たに設置しました。
写真では伝わりにくいですが、左官の立体感が照明によって浮かびあがりキレイです。
また、来客の際にリビング・ダイニングからキッチンを切り離す事ができるように、ウッドブラインドを設置しています。
設備機器の一部取り換え
キッチンのレンジフード・ガスコンロを交換しています。キッチンを含め、まだ全然キレイです。
洗面台の横幅は1.34mのワイドなものにミラーごと変更しています。
リビングと南側の洋室にエアコンを新たに取り付けています。寝室のエアコンは既存のものを利用しています。
しかし、新たに取り付けた洋室のエアコンが調子が悪いです・・。このエアコンは新調して頂く必要があるかもしれません。
また、リビングのテレビは壁掛け仕様になっています。もちろん、壁の中に配線はすべて隠蔽しています。汎用金物を使用していますので、お手持ちのテレビでも掛けられると思いますが、ご相談下さい。
ご内覧について。
前もってご連絡頂く事にはなりますが、基本的にはいつでもご内覧頂けます。
お問い合わせフォームか、お電話(052-778-9863)にて、お気軽にお問い合わせ下さい。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展