A邸のクリーニングが一昨日完了し、昨日、打合せ用の机や備品等を搬入してきました。
B邸とC邸はクリーニング中だったので撮影することができませんでしたが、A邸はリビングのみですが写真を撮りました。
本格的な竣工写真は、後ほどゆっくりと撮影する予定ですが、取り急ぎ数カットのみ。
見学会に先立って、お見せ致します。
↑ A邸リビングからダイニングを見る。
写真上部は天井を照らす間接照明。
写真右手の壁には、カラーモニターインターホン・床暖房スイッチ×2・給湯器リモコンがニッチ内に納められています。
↑ A邸リビングからダイニングを見る2。
写真左奥が、造作したカウンター収納です。
扉付きの収納ですので、書類・くすり箱・メイク道具・CD-RやDVD-Rなどのメディア・あまり見ないDVD・家族写真アルバムなどなど、細々したモノ達をすっきり収納できるなぁ・・・
というようなイメージで造りました。
造作収納があっても、ダイニングテーブルを置ける十分な横幅がこのダイニングにはあります。
逆に考えると、ダイニング内にデッドスペース的な空間が生まれそうだと思ったのが、この収納を造作しようと思ったきっかけです。
B邸にも同じようなカウンターが設置されています。
キッチンカウンタ内の収納は、左手の扉付収納とは対照的にオープン収納です。
塩コショウやソース、醤油などの調味料・お茶用の砂糖・お茶菓子・ティッシュボックスなどを置いて、ダイニングテーブルの延長のように機能するように、一番上の棚板は一般的なダイニングテーブルと高さを合わせて設計しています。
テーブルの上に置きっぱなしになっているモノを思い出してみて下さい。
そのようなモノを収納できるスペースがテーブルの近くにあると、テーブル上をキレイな状態に保ちやすいと思います。
また、棚の奥にコンセントを設置していますので、テーブル上で使用するホットプレートなどの調理家電を使用する時に、足元から電源ケーブルを這わす必要が無いので安心です。
棚板の奥行は、一般的な雑誌が納まるサイズに設計されています。
オープン棚なので、リビングに散らかりがちな本や雑誌類をすぐに片づけられます。
写真上方は、ダイニングテーブルの配置や大きさが変わっても、テーブルの中央にペンダントライトを設置できるようにした折り上げ天井です。
折り上げ天井内にライティングレールが設置されており、テーブルの位置に合わせて照明の位置を変える事ができます。
写真右手奥には、キッチン専用の収納が少し写っています・・・。
↑ダイニングを西側に向かって見る。
奥の造作カウンターは、小さい子供の手が届きづらい高さに設計してあります。
写真立て・フラワーベース・アロマディフューザーなど、割れ物の小物を設置しても安心できます。
このようなスペースがリビング内に少しでもあると、リビングとしての余裕やゆとりが生まれるので、できれば設けたいなぁといつも思います。
写真立てで隠してありますが、カウンターの上にはコンセントと電話線があります。
電話を置いたり、写真のようにテーブルスタンド型の照明器具を置く事もできるようにしてあります。
場合によっては、プリンターやデジタルフォトフレーム、写真に写っているような小型スピーカーなど、家電用品を置く事もあると思います。
家電なども、できれば子供の手が届きづらい場所に置きたいですよね。
カウンター上の写真立てなど、照らしたいものに光を向ける事ができるように、また、壁面に額を掛け照明を向けられるように、カウンター上の照明は、集光型のユニバーサルダウンライト(比較的狭い範囲を照らし、照らす方向を変えられるダウンライト)に計画を変えました。
砂田橋駅南の家は、すべての部屋に照明が付いてきますが、この写真のこのダイニングテーブル上のペンダントライトやカウンター上のスタンド照明は佐藤の私物なので、価格には含まれません・・・。
↑ ダイニングからリビングを見る。
天井を照らす間接照明は窓側にも設置されています。
リビングに取り付けられているダウンライトも集光型のユニバーサルダウンライトです。
家具やソファの位置に合わせて、ピンポイントで光の向きを調整する事ができます。
天井の間接照明だけでも十分な明るさがありますので、文字を読んだりしない限り、十分な光量だと思います。
間接照明の光は、一度天井に反射して角が取れた光なのでやわらかく、リラックスするリビングには最適です。
このように、照明(光)の計画は、暮らしを快適に豊かにしようと思った時、良く良く考えなければいけません。
しかし、ほとんどの分譲住宅では、丸いシーリングライトを天井にひとつ付けただけの計画が非常に多い訳で、それが自分は不満でした。
実際、会社勤めの時代は「自分で物件を造れるようになったら、絶対に照明プランをよく考えて計画したい」と思っていました。
・・・・というような「造り手としてどうゆう考えで設計したのか?なぜ、そうしたのか?」という事をお伝えしたいので、内覧会の第一週目を予約制とさせて頂いたのです。
10時からの第1部、13時からの第2部については、両日とも埋まってしまいました。
15時からの第3部については、両日ともまだ空きがございます。
スケジュールに空きがある皆様、、ぜひぜひご参加くださいませ・・。
6月6日(土)・7日(日)会員様先行内覧会(予約制)
●予約制 = じっくりと見学したい・質問がある・資金計画を知りたい・物件の説明をしっかりと聞きたいお客様向け。
6月27日のお申込み受付開始に向け、まずは会員様・事前お問い合わせのお客様先行の内覧会を行います。
予約制としましたのは、私がこの物件を造るにあたって考えた事をしっかりとご説明する時間を設けたいと思ったからです。
住宅は大きな買い物ですから、じっくりと説明を聞いて検討したいというお客様、先行見学会へのご参加をおススメします。
完成内覧会では、代表の佐藤が物件のご説明を致します。
●6日・7日とも3部制
第一部:午前10時~12時 ※予約済み 第二部:午後1時~3時 ※予約済み 第三部:午後3時~5時 ※両日とも空きあります。
ご都合が良いお時間をご指定下さい。できれば、複数のご希望を頂けると助かります。
※平日ご内覧ご希望のお客様からもご予約を頂いております。ぜひご相談下さい。
●ご予約方法
お電話(052-778-9863)もしくはメール(sato@mikiplanning.com)もしくはホームページ上お問い合わせフォームまで、ご希望の日時をご連絡下さい。
●当日閲覧して頂ける資料一覧
当日は、以下の資料を自由に閲覧頂けるように現地にご用意をしております。
〇第三者検査機関の施工検査写真一式 〇地盤調査報告書 〇建築確認申請書類一式 〇構造計算書類 〇外構計画図
●諸経費計算および月々のお支払などの資金計画をご希望のお客様
当日、ご希望のお客様に、諸経費の計算および資金計画のご提案を致します。ご希望の方は、源泉徴収票をお持ち頂けるとより正確なご提案をさせて頂けます。
●現地地図
砂田橋駅南の家は、間もなく完成内覧会。
今まで、「砂田橋駅南の家」についても、様々なテーマでブログを書いてきました。
そのおさらいも兼ねて、ブログ記事の閲覧数ランキングを調べましたので、発表いたします。
第1位・・・「完成内覧会のご案内」
実際に現地を見られる具体的な情報なだけあって、内覧会のご案内記事が最も閲覧されていました。
第2位・・・「照明計画についての解説記事」と「照明計画についての解説記事2」
照明計画は、光の計画。
光が体に及ぼす影響は大きく、快適な暮らしを考える時に、照明の計画をよく考える事は必要な事だと思います。
第3位・・・「A邸の外壁・内装コーディネート」
個人的には意外な結果。内外装のコーディネートは自分が思っている以上にみなさん気にされているのですね。
第4位・・・「断熱材の施工検査がなぜ重要なのか?」
検査や構造や施工など、この手の記事は個人的にあまり人気がないと思っていましたので、これは嬉しい結果です。
第5位・・・「A邸の間取りの解説記事 ~ なぜ、この間取りなのか?」と「A邸の間取りの解説記事 ~その2~」
間取りの解説記事はいつもしっかり読んで頂いていて、ありがたいです。
第6位・・・「C邸の間取りの解説記事 ~ なぜ、この間取りなのか?」と「C邸の間取りの解説記事 ~その2~」
C邸の間取りは「独立型キッチン」。根強い人気があるプランで、複数棟の現場では必ずひとつは計画する間取りです。
第7位・・・「B邸の間取りの解説記事 ~ なぜ、この間取りなのか?」と「B邸の間取りの解説記事 ~その2~」
間取りの解説記事はいつもしっかりと長くなってしまいます。読んで頂いて本当にありがたい思いです。。
第8位・・・「B邸の外装・内装コーディネート」
A邸につづいて、B邸の内外装コーディネートの記事です。
第9位・・・「C邸の外装・内装コーディネート」
今となっては現地を見るのが一番です(笑)
第10位・・・「池下駅北の家」竣工写真とキッチン周辺のこだわり
キッチンに対して私がどう考えてプランしているかを解説した記事です。
これは、「砂田橋駅南の家」の記事ではありませんが、「池下駅北の家」は注文住宅形式でしたので、実際に記事をアップしたのは「砂田橋駅南の家」の時期。
そして、「砂田橋駅南の家」記事内にリンクを張ってご案内したので、実際見て頂いているのは「砂田橋駅南の家」のをご覧になっているお客様です。
以上、「砂田橋駅南の家」人気記事ランキングでした~!
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
現地は完成を待つばかりの状態で、いよいよ内覧会の日時を発表するに至りました。
土地の購入に始まり、間取りの計画、仕様決め、照明プラン、時には収納量を確保する為にミリ単位での調整に至るまで、想いを込めて造った物件です。
新居探しを具体的に検討されているお客様も、まだまだこれからのお客様も、ぜひ完成した現地をご覧下さい。
完成現地内覧会は、下記のスケジュールを予定しております。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
6月6日(土)・7日(日)会員様先行内覧会(予約制)
●予約制 = じっくりと見学したい・質問がある・資金計画を知りたい・物件の説明をしっかりと聞きたいお客様向け。
6月27日のお申込み受付開始に向け、まずは会員様・事前お問い合わせのお客様先行の内覧会を行います。
予約制としましたのは、私がこの物件を造るにあたって考えた事をしっかりとご説明する時間を設けたいと思ったからです。
住宅は大きな買い物ですから、じっくりと説明を聞いて検討したいというお客様、先行見学会へのご参加をおススメします。
完成内覧会では、代表の佐藤が物件のご説明を致します。
●6日・7日とも3部制
第一部:午前10時~12時 第二部:午後1時~3時 第三部:午後3時~5時
ご都合が良いお時間をご指定下さい。できれば、複数のご希望を頂けると助かります。
※土日以外でご内覧ご希望のお客様、ご相談下さい。
●ご予約方法
お電話(052-778-9863)もしくはメール(sato@mikiplanning.com)もしくはホームページ上お問い合わせフォームまで、ご希望の日時をご連絡下さい。
●当日閲覧して頂ける資料一覧
当日は、以下の資料を自由に閲覧頂けるように現地にご用意をしております。
〇第三者検査機関の施工検査写真一式 〇地盤調査報告書 〇建築確認申請書類一式 〇構造計算書類 〇外構計画図
●諸経費計算および月々のお支払などの資金計画をご希望のお客様
当日、ご希望のお客様に、諸経費の計算および資金計画のご提案を致します。ご希望の方は、源泉徴収票をお持ち頂けるとより正確なご提案をさせて頂けます。
●現地地図
6月13日(土)・14日(日)一般内覧会
6月20日(土)・21日(日)一般内覧会
●予約不要 = さらっと物件を見学されたいお客様向け。
一般のお客様が自由に見学できる内覧会です。
6月27日(土) お申込み受付開始。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
照明計画の解説記事の続きです。
寝室の照明計画について。
寝室の照明計画は、ライティングレール+スポットライトをメインとしております。
なぜなら、器具の数や向きを自由に調整できるライティングレールの特徴が、寝室事情に都合が良いからなのです。
↑ 写真は、当社施工事例ですが、4灯あるスポットライトのうち、2灯はクローゼットの方向を向いています。
クローゼットを開けた時、クローゼットの内部が照らされるように向きを調整して使って頂く事も、ライティングレールなら簡単に出来てしまいます。
もうひとつ、ベットに横になった時にスポットライトの光源が直接目に入らないようスポットライトの向きを調整する事ができるのです。
そのような理由から、寝室ではライティングレールをメイン照明として採用しています。
取り付けるスポットライトは、寝室ですから電球色のLEDスポットライトを4灯採用しました。
↑ サブ照明として、壁面取り付けタイプの間接照明を1灯採用しています。
※「砂田橋駅南の家」では、写真と同じタイプのLEDバージョンを各邸に採用しています。
就寝前はスポットライトの直線的な光よりも、壁面をクッションにした間接光がより心地よいと思います。
カバーの角度を調整する事で、光の向きを天井方向と床方向に自由に振り分けることができる商品です。
寝室も、利用シーンに応じて照明を切り替える事ができるように計画しています。
子供部屋の照明
寝室やリビングは「くつろぎ」という目的な訳で、そこがハッキリとしているので照明計画もそのように組み立てます。
しかし、子供部屋については「脳を活発にして勉強をする時もあれば、リラックスして休む時もある。」訳で、その点配慮が必要です。
↑ 子供部屋には、照明の色温度を自由に調整できる照明器具を選択しています。
勉強する時は昼白色の照明とし、休む時は電球色の照明に切り替える。
そんな調整がリモコンで簡単に出来ます。
LEDならではの便利機能です。
階段フットライトのちょっとしたこだわり。
↑ バッテリー内臓タイプの保安等を階段フットライトとして採用しています。
地震によって停電になっても、内臓バッテリーで点灯。
しかも、取り外して懐中電灯になるというアイデア商品です。
自分はこの商品を気に入っていて、自宅でも自社物件でも毎回採用しています。
覚醒を抑えるトイレ内フットライト
↑ 各トイレ内にフットライトを設置しています。
昼間は適切な明るさの60W相当のLED照明でも、暗さに慣れた夜の目には明るすぎて目が覚めてしまいます。
夜中のトイレでも目が覚めてしまわないよう、各トイレにはフットライトを設置しています。
ただし、寝起きで立ったまま「安全に」用を足す事ができるほどの明るさはありませんので、最近流行りの「座りション」でお願いします!!
以上、照明計画とその解説記事でした!!
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
照明器具の選定と発注が大詰めを迎えており、ここ数日は結構忙しくしています。
手掛ける物件の照明計画を検討する度に思う事、それはLED器具の進化です。
LED照明が商品として割と一般的に出始めた頃、自宅で試験的に導入してみた事がありました。
しかし、ダウンライト1灯あたり2万円くらいする上に、ぜんぜん明るくないのです・・・。
とても自分の物件で使ってみようと思える代物ではありませんでした。
それから7年あまり、LED照明の進化は目覚ましいものがあります。
やはりまだLEDの照明器具のほうが多少割高感はありますが、後々の電球交換等のコストを考えると、最近では十分に採用を検討できるようになったと思います。
すべての照明をLEDに。
今回、「砂田橋駅南の家」では、すべての照明器具をLEDとしました。
※ユニットバスやキッチンなど、設備機器に付属してくる照明は除きます。
※一部の照明では電球交換でLED化に対応できる器具を採用しています。
当初は一部蛍光ランプの器具を採用する予定でしたが、後々の電球交換のコストや手間を考えると、多少高くてもLEDの器具を採用しておきたいという気持ちもありました。
それに、器具のモデルチェンジなどを経て、LED照明と蛍光ランプ照明の価格差もより少なくなり、その価格差を考えても、LED照明を採用するのが合理的なように思えました。
特に、「電球交換の手間を将来にわたって省ける」というのは全照明LED化を決めた結構大きな動機です。
なぜなら、当社の物件は過去の施工事例写真を見て頂いてもわかるように、「建築化照明※いわゆる間接照明」を割と多く用いております。
↑ 「池下駅北の家」リビングの照明・・・天井を照らす建築化照明が施工されています。
間接照明は、光源が見えづらい位置に照明器具を設置しますので、脚立に乗って手探りでランプを交換するような感じになります。
自分はすっかり慣れてしまいましたので、苦にならず交換できますが、最初は割と大変な思いをしました。
なので、その手間を将来にわたって省けるというのは、建築化照明におけるLED化の大きなメリットだと思います。
そして、間接照明用の蛍光ランプは普通の蛍光ランプではありませんので、1つあたり2,500円くらいと安くありません。
それが4つ~5つと取り付けてある場合、電球交換で万単位の費用が掛かるのも割とデメリットです。
各邸リビングの照明計画
↑ A邸リビング照明計画
↑ B邸リビング照明計画
↑ C邸リビング照明計画
●各邸のリビングは間接照明が主照明。
リビングでは、天井や壁を照らす建築化照明をメインの照明器具として採用しています。
リビングはリラックスする場所だからです。
人間の身体は、強い光を直接体に浴びることによって活発になるようにできているようです。
仕事モードの昼間なら良いのですが、夜に強い光を直接浴びる事は、身体の睡眠モードへの切り替えを阻害してしまいます。
くつろぐリビングは落ち着いた照明計画としたいものです。
間接照明は、光源が直接目に触れないので、刺激が少なくリラックスできます。
また、壁面や天井に光が一度反射するので、光が穏やかになる事で、光の心地よさが増し、落ち着いた雰囲気のお部屋になります。
我が家でもリビングは間接照明を主体にしていますが、とても気に入っています。
個人的には、リビングの天井にボッテリしたシーリング照明1つ取り付けておしまい・・・という照明プランは「いくらなんでもあんまりだ・・」と思ってしまいます。
●手元の明るさを補う集光型ユニバーサルダウンライト。
しかし、手元で字を読んだりする時などは間接照明だけでは少し明るさ不足です。
その為に取り付けているのが、「集光型ユニバーサルダウンライト」です。
↑ この商品を各リビングに4つづつ取り付けています。
ユニバーサルダウンライト・・・・LEDのユニット部が360度ぐりぐり回るタイプのダウンライトです。
集光型ダウンライト・・・光が欲しい場所に光を集中して照らす事のできる仕様のダウンライトです。
ソファやテーブルなどの配置に関わらず、お気に入りのくつろぎスポットに狙って光を届ける事ができます。
利用シーンにあわせて、器具を使い分けて頂くように設計しております。
●リラックス効果がある電球色の光。
電球のような暖かい色の光と蛍光灯のような白い色の光。
それぞれには適した用途があり、一般的にはくつろぎを求めるリビングでは電球色の温かい色の照明器具を採用します。
太陽の光は白い色の光で、身体を活発にさせる効果があります。
オフィスの光が白色の蛍光灯なのは、そのような理由です。
電球色の温かい色の光は、睡眠を誘うホルモン「メラトニン」の分泌を促進する事が科学的にも証明されています。
オフィスとは対照的な空間、ホテルではまず電球色の照明を採用しています。
寝室やリビングの照明は、断然電球色の照明を採用するべきなのです。
太陽の光も、朝日から徐々に光の白さを増し、夕暮れになると再びオレンジ色の光へと変化します。
つまり、太陽光の色温度の変化によって体内時計が形成され、生活のリズムを作っているとも言えるのです。
人工的な光である照明の色温度も、それにならって設計されるべきだと思います。
↑ 当社施工事例「池下駅北の家」・・・天井を照らす間接光と正面の壁面を照らす関節光を主な照明とするリビング。天井を照らす間接照明はA邸・B邸のイメージと近いです。ただし、「砂田橋駅南の家」はこの照明が両サイドにあります。
↑ 当社施工事例「神丘公園南の家」・・・天井を照らす間接照明。C邸の折り上げ天井+照明と同じような仕上げです。A邸・B邸もひかりのまわり方はほとんど同じです。
↑ 当社施工事例「神丘公園南の家」・・・壁面を照らす間接照明は、C邸とイメージが近いです。
ダイニングの照明計画
ダイニングテーブルにペンダントライトを設置したいという声は多く聞きます。
↑ ポールセンのペンダントライト。こちらは大型1灯のプランです。
しかし、どんな大きさのテーブルを置くのか、、また、ペンダントは小型複数灯のプランか、大型1灯のプランかによってジャックの位置や数が左右されるので、分譲住宅でペンダントライトを想定した照明計画にするのは難しい面もあります。
よって、一般的な分譲住宅では、シーリングライトがテーブルとは無関係な位置にひとつ付いているだけというざっくりとした照明計画がほとんどだと思います。
でも、自分だったらそれは絶対に嫌なんです・・・。
そこで、「砂田橋駅南の家」のダイニングでは、↓ライティングレールを採用する事で、ダイニングテーブルの大きさや配置、照明の数や種類に柔軟に対応できるような計画としました。
↑ ライティングレール・・・取り付ける照明の数や種類、位置や明るさなどを家具の配置にあわせて自由にセッティングできます。
↑ ペンダントライト小型複数灯のプランの場合は、このようなイメージとなります。
●テーブルの大きさや配置にあわせて自由に照明器具を選べる仕様。
ライティングレールは照明器具の位置を調整する事ができます。
また、様々な器具を取り付ける事ができます。
取り付ける照明の数も簡単に調整できます。
テーブルの配置によって、また、照明計画によって位置を調整できるように・・
また、様々な照明プランに対応できるように、ライティングレール仕様としました。
●折り上げ天井の奥にレールを設置し、根本をすっきり隠す
ペンダントライトをライティングレールに取り付けるには写真のような変換アダプターが必要となります。
ライティングレールに取り付ける事によって取り付けの自由度が高まりますが、レールの厚みとあわせると根本が結構ごちゃごちゃするのが難点です。
それを隠すため、折り上げ天井の奥にライティングレールを設置しています。
●卓上用のコンセントをニッチ内に設ける。
テーブルの上で使うホットプレートなどの調理家電の電源を床に近い位置から取ろうとすると、誰かがつまづいたり椅子が引っかかったりして危ないです。
そこで、ニッチ内に卓上用のコンセントを設けることで、そのような問題を解決しています。
※C邸はカウンターキッチンではありませんので、ニッチはありません。
●ダイニングにもリビングにも使いやすいガスコンセントの位置
立ち上がりが一瞬ですぐ暖かい。
我が家でも冬にはだいぶん重宝しているガスファンヒーター。
向きを少し変えるだけでリビング方面にもダイニング方面にも温風を送れる位置にガスコンセントを設置しました。
●ペンダントライトでなくても、集光スポットライトを真下に複数灯というプランもアリ。
テーブル上に光を集められる集光型のスポットライトを複数灯設置するというプランなら、照明器具がほぼニッチ内に納まり、それはそれで非常にスッキリとした照明計画となります。
●カウンターを照らすダウンライト
このカウンターの上は、フラワーベースやフォトフレームなど、ちょっとした飾り物をする事もあると思います。
そこで、カウンター上を照らすダウンライトを2つ取り付けました。
いつもの事ですが、記事が長くなってしまいましたので、続きは次の記事で・・・。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展