2019年05月12日
平和公園北の家
「平和公園北の家」完成写真を公開します ~ ダイニング・ライブラリー ~

 

成写真の撮影をしてきました。

 

物件が完成すると、事務所に置いてある備品を車に積み込んで、現地に搬入します。

 

その中でもダイニングテーブルを運ぶのが大変!

 

連休中のボーリングで痛めた腰をかばいながら作業をしました。

 

ですが、クリーニングが終わり照明器具が点灯するタイミングは自分が造ったものが形になる瞬間ですので、やはりワクワクします。

 

毎回楽しみながら撮影をしています。

 

 

イニングルーム

 

ダイニングルームにシーリングライト(天井に付いているUFOみたいな照明)は、個人的にはナシだと思っています。

 

部屋全体をまんべんなく明るくするシーリングライトよりも、テーブルの上の料理を主役に照らすペンダントライトのほうが、食事の気分を盛り上げてくれるような気がします。

 

テーブルの上の食事を家族で囲む訳ですから、その中心にある料理にスポットがあたるペンダントライトのほうが適切だと思います。

 

「平和公園北の家」は、ペンダントライトを中心に、テーブルのまわりに配置された4つのダウンライトで空間の明るさをカバーする計画です。

 

そのペンダントライトにも色々な種類があります。

 

大型のものを1つ設置するタイプ。小型のものを3つくらい配置するタイプ。

 

組み合わせるダイニングテーブルの横幅によっても、照明を設置する位置が変わります。

 

ですので、照明器具とテーブルサイズの様々な組み合わせに対応できるように、テーブルの上には照明レールを設置し、位置を自由に変更できるようにしています。

 

位置を変更するのも簡単ですから、テーブルや照明の買い替え、また、配置の変更にも簡単に対応できます。

 

また、天井にボックスを造り、その奥にレールを配置しています。

 

レールや器具の根本が隠れるだけで、とてもスッキリ整った見た目になります。

 

余談ですが、、ペンダントライトのLED電球を選ぶ際には、演色性が高いものを選ぶのがポイントです。

 

演色性が高いランプは、色が美しく見えます。つまり、食事がおいしく見えるのです。

 

演色性は「Ra」という単位で表され、一般的な蛍光灯が「Ra60」くらい。それに対して、高演色LEDランプは「Ra90~95」くらいのものが多いでしょうか。

 

電球のパッケージに「Ra」の数値が記載してあったり、「高演色」の謳い文句が書いてあったりします。

 

余談ですが、個人的に照明器具が好きで、照明を集めるのがちょっとした趣味です。

 

竣工写真で写っている照明器具は全部私物です。(照明器具だけじゃないですが・・)

 

照明器具の選定で悩んだ時は、ご相談下さい。

 

器具のご提案はもちろん、お値打ちに買えるお店もご紹介します。 

 

※ミキプランニングでは、照明計画も建築提案の一部だと考えておりますので、 照明器具は基本的に全て物件価格に含まれていますが、唯一お客様にご用意頂くのがダイニングテーブルの上に設置する照明器具です。ペンダントライトはインテリアを左右する要素も強く、お客様の好みが反映されるものだからです。配置するテーブルやチェアに合わせて、お気に入りの照明器具を選んで使うのも生活の楽しみだと思います。

 

 

イブラリースペース

本棚の下に配置するタスクライトがまだ未施工ですので途中ですが・・・。

 

棚の下にコードが伸びているのが写っていますが、この位置に照明器具を取り付けます。

→ タスクライトの施工が完了しましたので、写真を入れ替えました!

 

細長くて薄い器具なので、ほとんど存在感はありません。

 

パナソニックの商品で「スリムライン照明」と呼ばれているものですが、この照明をタスクライトとして採用している理由はいくつかあります。

 

まず、デスク上のどこで作業をしていても十分な明るさを確保できる事。

 

次に、デスク上のどこで作業をしていても、手元に影が落ちない事。

 

さらに、卓上に照明器具を置く必要がないので、テーブルの上を広く使える事。

 

タスクライトとしては完璧な機能性です。しかも、目立たずに美しく納まる。

 

造り付けならではのメリットです。

 

デスクも造り付けならではの魅力がたくさんです。

 

まず、デスクに足がないので足元がスッキリしている事。見た目的にもキレイですし、掃除が楽です!

 

デスクのまわりにも隙間ができずぴったりと納まるので、見た目的にもキレイですし、机の向こう側に物が落下するような事もありません。

 

次に、空中のスペースを無駄にせずに本棚や収納として活用できる事。

 

「平和公園北の家」では、2段の棚を設置しています。

 

下の棚は本棚として使うのに最適な寸法で計画されています。

 

上の棚は右側1/3はエアコンを設置するスペースです。残りの2/3のスペースは本を置いてももちろん良いですが、写真のような収納バッグや収納ボックスを利用した収納スペースとするのも良いと思います。

 

デスクの正面には窓があります。

 

この窓にも色々な目的があります。

 

まずは、デスクに自然光を取り入れる役目。

※くもりガラスになっているので、光が拡散して明るいです。撮影したのはお昼の2時くらいですが、自然光だけで十分明るく、タスクライトの必要性を感じませんでした。

 

次に、換気用としての窓。

※よこすべり窓という開き方の窓を採用しています。普通の雨なら開いていても室内に雨が降りこむ事はありませんので、換気用として開けっ放しにしておくのに最適な窓です。

 

さらに、窓台としての目的です。

 

置時計やペン立てなど、ちょっとしたデスク周りの小物を置ける台になるように、最適な高さを計算して計画しています。

 

時計は目線に近い高さにあるほうが便利なので、この窓台に置くほうが便利かもしれませんね。

 

あと、窓際のスペースは、ガラス製品をディスプレイすると光を受けてとてもキレイです。

 

 

また随時写真を撮影し、追加しようと思います!

 

株式会社ミキプランニング

代表取締役 佐藤 幹展

 

 

2019年04月27日
平和公園北の家
「平和公園北の家」建物品質についての価値観と取り組み。

 

宅の品質とは何か?

 

それには色々な考え方、価値観があると思います。

 

ミキプランニングでは・・・

 

「高品質な家」は「高品質な施工」が積み重なって出来ている。

 

・・・という価値観で家づくりをしています。

 

〇〇工法だから地震に強くて安心です!

とか、、

こんな材料を使用しているので高性能な家です!

とか、、、

高い等級を取得した高性能な家です!

 

・・という考え方を完全に否定する訳ではありませんが、住宅の品質をそんな簡単に語る事はできないと個人的には思っています。

 

家づくりにとって、工法や材料の選択というのはもちろん大切です。

 

しかし、工法や材料の違いというのは「仕様の違い」であって、「施工の品質・精度」とはまったく別の話です。

 

テレビや車のような均一な作業を繰り返すロボットや機械が造る工場製品なら、「仕様の違い=性能の違い」となるのかもしれません。

 

しかし、住宅は年齢も経験もそれぞれ異なる職人さん達によって、手づくりで造られる商品です。

 

そのような特性の商品ですから、「施工精度」という観点が個々の住宅の品質を考える上でも、ミキプランニングが提供する住宅全般の品質管理(品質のバラツキを無くす)を考える上でも、とても大切なのです。

 

そして、仕様の違いだけで性能の違いとする事には無理があると思っています。

 

もちろん、材料による性能の差はあるでしょう。

 

しかし、施工精度によって生じる性能の差はそれ以上に大きく、材料の違いによる性能差は簡単に覆ってしまいます。

 

参考記事:「実験データ」 施工精度の違いでここまで品質に差が付く。

 

上の記事に詳しく記載しておりますが、耐震金物も施工精度が低ければ、期待されている性能の半分も発揮できません。

 

上の表にあるように、どんなに高性能な断熱材を使用しても、施工精度が低ければ発揮できる性能はすぐに半分くらいの数値になってしまいます。

 

住宅の品質にとって施工品質はそれほど大切な事なのですが、メーカーは工法や材料や等級によって性能の良し悪しをアピールし、お客様もそれをもって性能を判断する・・というのがこの業界の慣例のようなものです。

 

そんな慣例は恐らく、、人材の入れ替わりが激しい住宅・不動産業界にとって、どんな営業マンでも説明しやすく、知識が少ないエンドユーザーのお客様でも理解しやすい。

 

つまり、話のわかりやすさや広告映え、マーケティングに関する都合によるものが大きいのだと個人的には考えています。

 

ミキプランニングが品質に対して最も重要視し、コストをかけているのは施工品質に関わる部分です。

 

そして、施工品質を向上させる為にできる事は、一邸ずつの施工検査を徹底する事しかありません。

 

次回の記事では、「平和公園北の家」の施工検査を実際の写真と共にご紹介したいと思います。

 

株式会社ミキプランニング

代表取締役 佐藤 幹展

前の記事:外壁のコーディネート&現場の様子

次の記事:施工検査の様子と結果をお知らせ。

 

2019年04月26日
雑談
事務所を移転しました。

 

 

のたび、ミキプランニングは下記のアドレスに事務所を移転し、電話・ファックス・インターネットも無事に復旧致しました。

 

 

新事務住所:名古屋市千種区南明町3丁目21番地

電話番号:052-778-9863(変わっていません)

FAX番号:052-778-9864(変わっていません)

 

以上

 

まだ外構工事も完了しいてない状況での移転でして、現地はまだ雑然としている事、今回は外構工事あっての全体計画という事もあり、まだまだお見せできる状態ではございませんが、落ち着いた頃写真と共に皆様にご報告できればと思っております。

 

ひとまず、ご報告まで!

 

株式会社ミキプランニング

代表取締役 佐藤 幹展

 

 

 

2019年04月15日
雑談
事務所移転のご案内

2019年4月16日、株式会社ミキプランニングは千種区に移転します!

 

今までは集合住宅の一室を事務所としておりましたが、今度はモデルハウスも兼ねた一戸建てです。

 

電話番号とファックス番号は変わりませんが・・・

 

4月25日ごろまでインターネット&電話が不通になります。

 

お問い合わせやご用件は、私の携帯番号(090-8339-8469)までご連絡下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

株式会社ミキプランニング

代表取締役 佐藤 幹展

2019年04月15日
平和公園北の家
「平和公園北の家」外壁のコーディネート&現場の様子

 

場は足場が取れて外観が現れました。

 

今回は、外壁に一部タイルを使用しました。

 

自分は、「I’m home」というインテリア雑誌が好きで定期購読をしているのですが、そこで見たタイルに一目惚れをしてしまいました。

 

調べてみると、タイル一筋のおじちゃんが職人さんや工場と連携しながらひとりで切り盛りされている会社でした。

 

先日、あるメーカーの土岐のタイル工場を見学させて頂く機会がありました。

 

プレス・印刷(大量生産のタイルはインクジェットによる印刷が今は主流なんです!本場のイタリアでも!)・窯焼き・検品、ほとんどの工程が機械化されていて驚きました。

 

柄も単調なものとならないように、同じタイルでも16くらいのパターンがあり、ランダムに印刷され、さらにタイルの向きをランダムに変えて箱詰めする事で、バラツキ感を出していました。

 

それはそれでとても興味深く、工場見学はとても楽しかったです。

 

そして、そのような大量生産のタイルももちろん当社でも採用しています(自分なりの選択の基準はありますが・・)。

 

おじちゃんのタイルは、それとある意味対局にあるタイルで、ひとつひとつが手づくりで、もちろん印刷ではなく素材そのものを焼いたタイルなので、16パターンどころかひとつとして同じものはありません。

 

それがとても味わい深い雰囲気を醸し出します。

 

ホームページを見てみると・・・

 

・東京都葛西臨海公園レストハウス/谷口建築設計研究所

・安曇野いわさきちひろ美術館/内藤廣建築設計事務所

・EXPO85科学博覧会日本館/黒川紀章建築都市設計事務所

・国立国会こども図書館/安藤忠雄+日建設計

・富山大手モール/槙綜合計画事務所

 

など・・・日本を代表する世界的な建築家の作品にも数多く採用されているようで非常に恐れ多いのですが、新築した当社の新事務所でも使わせて頂きました。

 

 

て、現場はもう間もなくクロス工事に入ります。

 

当社は、新事務所へ移転をする都合上、4月25日頃までインターネット・電話が不通の状態になります。

 

落ち着いた頃にはクロスが完了していると思いますので、いよいよ完成した内観の写真等をお届けできると思いますので、楽しみにお待ちいただければ嬉しく思います!

 

移転期間中、お問い合わせやご質問等ございましたら、私の携帯電話まで(090-8339-8469)ご連絡下さいませ。

 

株式会社ミキプランニング

代表取締役 佐藤 幹展

 

前の記事:内装コーディネートについて。

次の記事:建物品質についての価値観と取り組み。

 

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