細かい変更ですが、ご報告を・・・
↑ 変更前
↑ 変更後
キッチン背面のスペースに壁を立てることとし、冷蔵庫スペースと背面収納スペースを区切りました。その為に、従来から計画されている扉付収納の横幅を少し縮めました。
理由は2つ。
・冷蔵庫の側面が見えない納まりとなる。
冷蔵庫などの家電製品は、正面から見る分には見た目に配慮がされていますが、側面にそのような配慮はされていない事が多く、冷蔵庫の側面が見えないように設置できたほうがスッキリとした見栄えになるという理由です。
・冷蔵庫の上に棚を設置できる。
冷蔵庫の両サイドに壁がある事によって、棚板を渡せるようになります。今回、2段分の棚板を追加しました。
また、冷蔵庫の両サイドに壁がある事で、冷蔵庫の上にモノを置いても目立ちにくくなります。
↑ 当社施工事例
背面ボードと冷蔵庫の間に壁が立ち上がり、冷蔵庫の側面が隠れると共に、棚板を2段分設置できるようになっています。
また、壁が立ち上がっている事で、モノを置いても目立ちにくい納まりとなります。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
造作(内部のつくりこみ)を検討していて、ものすごく悩んだんですが、やっぱり造作する事にしました・・・。
↑ 当社施工事例:砂田橋駅南の家(同仕様)
ダイニング脇の造りつけ収納です。写真の正面奥に写っているカウンターです。
何に迷ったかというと、予算・・。これに尽きます。
このカウンター収納を造りつけるメリットはたくさんあります。でも、デメリットは予算のみ・・。
予算の問題がクリアできるのなら、この間取りの場合この収納はあったほうが絶対良いと私は考えています。
まず、、、
・ダイニングテーブルの幅は約80センチ。
・椅子の後ろを人が通り抜ける為に必要な寸法は約90センチ。
・椅子の後ろを料理を配膳する人が余裕をもって通り抜ける為に必要な寸法は約120センチ。
ダイニングテーブルまわりで最低限必要となるスペースは以上3つ。
そうすると、ダイニングの横幅に対して「余白」が生じます。
それが、今回造りつけられるカウンター収納の奥行寸法です。
この、ダイニングの横幅から必要なスペースを引いた余白を最大限活用するのは、後から置く家具では限界があります。
また、周囲の空間と馴染むようにはできないでしょう。
そう思って造作する事にしたカウンター収納です。。
扉付きの収納とオープン収納
↑ 当社施工事例:砂田橋駅南の家(同仕様)
もともとキッチンには、奥行がしっかりあるカウンター収納が造りつけられています。
これは、以前のブログでもご紹介したように、、、
・カウンター収納の高さをダイニングテーブルの一般的な高さと同じ72センチとすることで、テーブルの延長のように使うことができ、テーブルの上をスッキリさせる事ができる。
・特に、カウンター奥行を30センチ弱確保する事で、ティッシュボックスやトースターなど、良く使うけどテーブルの上にはあまり置きたくないものをスッキリ&機能的に収納できる。
・カウンタートップの奥行も余裕の寸法となるので、配膳が楽で安全。
・カウンター内にコンセントを設ける事で、テーブル上で調理家電を使う時に足元からコンセントを引っ張らなくても良いように・・。
このような目的で設計されたものですが、今回造りつけられる造作収納は少し目的が違います。
まず、キッチンカウンターがオープン棚ですが、今回造りつけられるカウンター収納は扉が付いています。
オープン棚は良く使うものを収納する、、ディスプレイをするには有効な収納ですが、丁寧な使い方を求められます。オープン棚は機能性とディスプレイ、対して、扉付収納はストックです。
扉付の収納であれば、多少雑に使ってもインテリアの調和を乱しません。
オープン棚と扉付の棚。ふたつの収納を使い分けられる事によって、「機能性」と「すっきりとした空間」を両立する事が目的のうちのひとつです。
それ以前に、純粋に収納量が増えるというのは、収納が少ない家(実家・・・)がトラウマな自分にとっては、とても安心できる事で、カウンターをやっぱり造りたいと思った大きな動機です・・。
子供の手が届きにくい高さのカウンターがリビング内にあるという事。
立ち始めた子供の手が届く高さはおよそ1mくらいまで。今回のカウンターは1mをちょっと超えるくらいの寸法。また、奥行が50センチあるので、奥のほうのものはなかなか手は届きにくいハズです。
自分はインテリアが好きなので、小さな子供が家にいても、グリーンやフォトフレーム、、照明やフラワーベース、、そうゆうものをリビングに置きたい・・・。
でも、そうゆうものはたいてい割れモノ・・・しかも高価・・。床に落ちたら確実に割れるし、何よりもとても危険・・・。
こうゆうスペースがリビング内にあるのは本当に安心だなぁと思うのです。。
そして、リビング内に安心してお花を飾ったりできるスペースがある=そうゆう生活というのは、やっぱりいいなぁと思うのです。
そうゆう事も、このカウンターを造作する大きな動機です。
ちなみに、写真にあるようにカウンター上部には2つのダウンライトを設けました。
やっぱりこうゆうカウンターはお部屋のアイキャッチになるので、光がよく当たるほうが素敵ですよね♪
それと、、キッチン前のカウンターと同じ高さでL型に繋がるので、統一感はあります。この点は後から家具を置くという事では実現できない造りつけならではの利点です。
電話線&コンセントもカウンター上に設置しますので、電話機(親機)を置くのもココです。
電話機もお子様の手に届かない場所に置きたいモノですよね。
予算の問題をクリアできたのか・・・?という問題に対して・・。
販売予定価格帯を3,000万円台後半と予告している本物件ですが、ご存知の通りこのエリアでは3,000万円台の物件はほとんどありません。
よって、後半とは言っても、4,000万円に近い3,000万円台な訳ですが、3,000万円台後半を予定価格としてアナウンスしてしまっている以上、価格を4,000万円台に乗せる事はできません・・・。
正直なお話、ここが最大の悩みどころだったんです・・・。
3,000万円台という予定価格帯の範囲内で、少しだけ価格を上げさせて頂く事にしました。
でも、このカウンター収納に限っては完全に赤字ですが、、それは割り切る事にしました。
家を作るときには、後からでは絶対にできない事は、多少コストが掛っても(結果販売価格が上がる事になっても)やっておくというのが自分の考え方です。
当社で取り組んでいる任意の施工検査もそうですが、収納だって後から増やすことは根本的にはできませんからね。
逆に、後からでもいくらでもできる事というのは、家づくりの本質的な事ではないのです。
だから、設備のグレードが豪華とか、そうゆうセールストークで売ろうとする物件は個人的には嫌いです。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
分譲住宅を企画する時にいつもテーマとして考えているのは、、
「どんな人にとっても使いやすいお家にするにはどうしたらいいか。」
という事ですが、これがけっこう難しくて悩むポイントなのですが、収納に関して「ロイヤル金物※という商品」との出会いである程度イメージ通りに答えを出すことができたような気がします。
「広路小学校西の家」においては、B邸にあるウォークインクローゼットの活用法です。
これはきっと、住まわれる方によって色んな使い方が考えられるなぁと思うのですが、今回の物件においても「ロイヤル金物仕様」にする事としました。
ロイヤル金物の良さというのは、従来の「固定式のクローゼットパイプ+枕棚」と違い、棚板の位置や枚数はもちろん、クローゼットパイプの位置や本数も自由に変えられる収納システムである事です。
個人的には、クローゼットパイプの位置と本数を自由に変えられるという点は、とても便利な機能だと思っています。
↑当社施工事例「神丘公園南の家」シューズインクローク内 ロイヤル金物仕様
踏み台を使ってでも洋服をたくさん収納したい。。
上の絵は、ロイヤル金物仕様クローゼットの「クローゼットパイプを2段使いしたバージョン」です。
クローゼットを正面から見た絵ですね・・。
とにかく洋服をたくさん持っている人・・・
洋服は可能な限りハンガー収納したい人・・・
・・におすすめな収納方法です。
ちなみに、私は我が家ではこの方式を採用しています。
デメリットは、上の段の洋服を取る時は、踏み台を使う必要があるという事・・・。
メリットは何といっても「洋服2段掛け!吊るしの洋服収納スペースが2倍!!」
自分的には、踏み台を使うデメリットは、このメリットひとつで吹き飛んでしまいます・・。
このプランなら、踏み台を使わずに2段使いできる!(身長によっては・・・)
このような高さにすれば、身長によっては「踏み台を使わずに」上の段の洋服も取れます。
でも、このプランの場合踏み台を使わずに済む代わりにデメリットが目立ちます。
1つ目のデメリットは、最下段のストッカースペースが最上段の棚板スペースに変わってしまう事。最上段である事と、それゆえに引き出しのストッカーは使えない事で、使い勝手は少し悪くなってしまうでしょう。
2つ目のデメリットは、コートを掛けられるスペースが作れない事・・・。
3つ目のデメリットは、下の段は吊るす洋服丈によっては床に擦りそうな寸法になってしまい、洋服にホコリが付きやすくなってしまう事でしょうか。。
もちろん、こんな感じの従来プランも可。
これはよくある棚板1段+クローゼットパイプというプランですね・・。
でも、従来の収納は枕棚とクローゼットパイプの高さは固定です。
従来プランのように使っても、高さが変えられる事で便利な事はいっぱいあります。
まず、クローゼットパイプの高さを自分の身長に合わせて一番使いやすい位置に自由に移動できる事。
せっかくの洋服1段掛けプランなので、自分の最も使いやすい高さに合わせたいですよね・・。
もうひとつ、枕棚の上に置きたい物に合わせて棚板の高さも変更できる事。
上の絵では、機内持ち込みサイズのキャリーバックを収納できる高さに合わせて棚板・パイプの位置を設定してあります。
これらの例はほんの一例ですし、拡張パーツがもっとたくさん出ているので、突き詰めれば自分仕様の収納にカスタマイズする事ができます。
枕棚と棚板が固定されていない事、自由にパイプと棚の位置を変えられる事、たったそれだけでもメリットは絶大だと思います。
「広路小学校西の家」B邸のウォークインクローゼットは、扉を開けて右と左に2列の収納がありますので、左右で収納プランを変えてもいいですし、収納量の変化によってプランを変えてもいいでしょう。
何よりも、住まわれる方によって自由に形を変えられ、いろんな使い方ができるという点が自分的には大好きな収納システムです。
ただ、物件に最初から取り付けられているパーツは、棚板2枚+クローゼットパイプ2本なので、例えば両側ともダブルパイプ仕様にしようと思った場合、追加で2本パイプが必要になります。
ご利用イメージに合わせて棚板やパイプの手配ももちろん可能ですので、ご相談下さい♪
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
この時期は、造作図面の作成にコーディネート決定と忙しく過ごしています。
これが落ち着いたら、ホームページにアップできるようにA邸の間取り画像の作製にかかります♪
もうしばらくお待ちくださいませ・・・。
今回は、私の物件で標準仕様としているリクシルさんの内装材が大幅にリニューアルした事もあり、コーディネート決定に至るまで名駅にあるショールームに4回程通いました。
特に、今回のリニューアルでフローリングや建具の色が大きく変わったので、悩みました。
せっかくフローリングや建具の新色が出たので、「新しいお気に入りコーディネート」を開拓しようとして、散々悩んだんです・・・。
でも、結果的には自分の中で確信が持てず、広路小学校西の家では冒険する事はヤメました。
なので、広字小学校西の家では「従来通りのお気に入りのコーディネート」に落ち着きました。
それでは、ご紹介します。
A邸の内装コーディネート
↑ 当社施工事例:砂田橋駅南の家
A邸は全体的に明るいメープル系の色味です。
ただ、この写真のフローリングはリニューアル前のものなので、広路小学校西の家と全く同じものではありません。
↑ 当社施工事例:砂田橋駅南の家
扉の色もフローリングと同色ですが、こちらも商品リニューアル前のものなので、色味が少々違います。
B邸の内装コーディネート
↑ 当社施工事例:砂田橋駅南の家
B邸はウォルナット系のコーディネートです。
ウォルナット系のフローリングについては、リクシルさんの商品の中ではグっと来るものが今までありませんでした。
なので、従来より、住友林業さんのフローリングを採用していたのですが、リニューアル後のリクシルさんの商品を見てみても、、いまいちグッと来ません・・・。
リクシルさんの新しいウォルナット色のフローリングは、なんというか、、色が淡いんですよね・・・。
↑ リクシルさんのホームページより:リニューアルされたウォルナット色
なんか、淡いんです・・・
確かに、オイルフィニッシュする前の無垢のブラックウォルナット材はこんな感じの色ですよ。
しかしですね、上の写真に写っているテーブルは、無垢のウォルナット材(オイルフィニッシュ)のテーブルです。
実際にウォルナット系の家具とコーディネートするには上の写真のほうがグッドですよねぇ・・・。
なので、フローリングは結局リクシルさんの商品を使わず、従来通り住友林業さんのフローリングを採用しました♪
上の写真と全く同じフローリングです。
↑ 当社施工事例:砂田橋駅南の家
人が出入りする建具は、フローリングと同系色。
クローゼットのドアがホワイト系のコーディネートなのは、メープル色のA邸も同じです。
ただ、商品のリニューアルで写真左手の開き戸も写真右手のクローゼットドアも、写真のものとは色味が若干変わります。
外壁のコーディネート
↑ ニチハさんのショールームにて、窓際の席を陣取る。
上の段がB邸のコーディネート
下の段がA邸のコーディネートです。
ただ、サンプルを並べた印象と仕上がった時の印象は結構違います。
↑ 広路小学校西の家 外観イメージパース 向かって左手がB邸 右手がA邸
この外観パースを見ながらイメージするのが一番分かりやすいかも・・ですね。
こうやって改めて見てみると、、B邸は概ねこんな雰囲気だと思いますが、A邸のほうはウッドがもう少し明るいかもしれませんね。
以上、コーディネート決定のお知らせでした♪
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
私の物件では、瑕疵保険による義務検査の他に、住宅検査専門の会社にお願いして施工検査を実施しています。
先日、その検査に立ち会ってきましたので、その様子をお届けしたいと思います。
住宅は、多くの職人さんがひとつひとつ手作業を積み重ねて造り上げる商品です。
なので、ひとつひとつの作業の品質が住宅の品質を決めると思っています。
つまり私は、住宅の品質は「現場の施工の精度」で決まると考えています。
しかし、多くの物件では、「等級」や「工法」を根拠として品質を定義しています。
つまり、耐震等級が高いから地震に強い家である・・とか、断熱等級が高いから高断熱の家である、、という主張です。
また、〇〇工法だから地震に強くて安心・・・という主張です。
それもひとつの価値観であり考え方かもしれませんが、私はその考え方には疑問を持っています。
なぜなら、そこには「施工の精度」という物差しが存在しないからです。
どんなにすばらしい工法でも、どんなに頑丈な仕様で設計しても、現場で正しく施工されていなければ意味がありません。
事実、住宅性能評価制度における等級の取得には、現場の検査を伴わない制度もあります。
現場の検査を伴うものでも、基本的には申請通りの仕様に適合しているかどうかを検査するだけで、施工の精度を検査する訳ではありません。
つまり、施工が雑でも、仕様さえ申請通りになっていても、等級が得られます。
住宅は経験も年齢も違う様々な職人さん達が手作業で造り上げるものですから、「忘れ」や「認識の違い」などが起こらないという前提で家づくりを進めることはできません。
人間の手によって造られる商品だからこそ現場での徹底した施工検査が必要だし、検査を徹底する事でしか住宅の品質を向上させる事はできないというのが、私の品質に対する基本的な考え方です。
具体的には・・・
と、話を始めてしまうととても終わりませんので、「広路小学校西の家」でこれから行われる検査についても、ブログでレポートする予定ですので、その時に詳しく・・・。
そのような思いから、当社では施工精度を向上させる任意の検査にコストをかけています。
参考記事
義務の検査だけでは不十分な理由。
↑基礎配筋検査当日の現場の様子。手前の検査員さんは義務検査の会社であるJIOさん。奥に立っているのが、当社がお願いしている施工検査専門の検査員さん。
義務の検査(法律で定められた瑕疵保険を受けるために必要な検査)でも、基礎の配筋の検査は行います。
ということは、配筋検査では義務検査と任意検査の2つの検査法人による検査が行われる訳です。
しかし、義務の検査が終わった後に任意検査の検査員さんから指摘を受ける事はよくあります。つまり、義務の検査ではそこまで細かく見られていない訳です。
義務の検査なので、1日に検査しなければいけない現場の数も任意検査よりもずっと多いはずです。
それに、義務検査に支払っている金額はほとんどが保証料のような性質なので、義務検査と任意検査では、コストも全然違います。
それらの差は、検査にかける時間になって表れます。
義務検査ではひとつの検査におよそ15分。任意の検査ではひとつの検査に90分から120分かけて検査を行います。
見ている範囲の広さと細かさが全然違います。
今回は、2つの指摘を任意検査の検査員から頂いて、是正しました。
両方とも、義務の検査ではスルーされ、任意検査では指摘を受けています。
施工精度を追求しようと思うと義務の検査だけではいかに不十分なのか、このような時実感します。
同時に、絶対に必要な検査だと強く思うのです。
↑鉄筋の間隔を検査し、記録に残します。
↑鉄筋と鉄筋の継ぎ目が正しく施工されているか検査しています。
↑基礎のコンクリートの下には、土の湿気が床下まで上がってこないように防湿フィルムが施工されます。このフィルムに破れが無いかどうかも検査します。義務検査ではチェックされない項目です。
鉄筋に一部不足があるという指摘があり、監督さんと職人さんがその箇所を確認しています。
↑検査当日は、工務店の監督さんと職人さんも立ち会います。指摘事項はその場で確認し、その場で是正できるものはその場で是正し、是正後の箇所も確認します。
↑本来、紙が貼ってあるすぐ上に鉄筋が必要です。
↑職人さんがその場で是正。
↑白い矢印の箇所に鉄筋が追加されました。
鉄筋の結束忘れがありました。
↑ラベルが貼ってある箇所には、鉄筋と鉄筋の結束が必要です。
↑指摘を受け、ただちに現場で是正。
↑結束された後の写真。
是正の指摘があった箇所は、指摘の理由とどう是正したのかというコメントと、是正前と是正後の写真を記録に残します。
丁寧に現場を検査する任意検査ならではの細やかなアドバイス
これは指摘事項ではありませんが、非常に細やかなアドバイスを頂きました。
基礎を施工する時には、鉄筋を組んだ後、どうしても組んだ鉄筋の上に職人さん達が乗って作業する事になります。検査当日も、私も含め、検査員さんも組んだ後の鉄筋に乗って検査します。
↑外周部はともかく、中央部では人の重みで鉄筋が下がってしまう事があります。
↑白いマーカーは、基礎のコンクリートをここまで打つという印です。白いマーカーを打ってから、鉄筋の上に人が乗り少し下がっているので、白いマーカー部までしかコンクリートを打たないと基礎の厚みが設計よりも薄くなってしまうので、白いマーカーの上にある黒いマーカーまでコンクリートを打つようにしてくださいという指摘です。
このような先手を打つアドバイスは義務の検査では絶対に受けられません。
逆に、このようなアドバイスをもらい、現場の施工品質を向上させる為に任意検査を導入しているのです。
さて、現場ではこれから、土台が伏せ終わったタイミング・構造が組みあがったタイミング・断熱・防水、、と検査は続きます。
私も検査の日は可能な限りスケジュールを調整し、立ち会うようにしています。
またこのような形でみなさんにレポートできればと思っています。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展