2019年06月17日
コラム
オプションとしてご提案できる事 〜 リビング編 〜

 

プションとしてご提案できる事。リビング編。

 

分譲住宅の場合、住む方が決まっていない段階で計画を進めます。

 

それだけが理由ではありませんが、建物の計画をする時にはいつも「住む人を選ばない汎用性の高い間取りや内装プラン」を意識しています。

 

言い換えれば、誰が使っても使いやすい間取りで、どんなテイストのインテリアにもなじみやすい個性や方向性が少ない内装プランです。 

 

それが、資産価値の高い = 流動性が高い間取りでもあるのではないかと考えています。

 

間取りや内装の計画している時には、「こうしたらもっと良くなりそう」とか「こうしたらもっと便利になりそう」・・と、思う事はたくさんあります。

 

その中で、住む人を選ばない事であり、建築時にしかできない事であれば、あらかじめ計画しておきます。

 

しかし、住む人を選びそうな事・好みが分かれそうな事は採用を見送る事も多いです。

 

そのようなものの中で、後からでも採用可能なものについて=オプションとしてご提案できるものを諸々ご紹介できればと思います。

 

作テレビボード

↑ モデルハウス&自宅 造作テレビボードにはオーディオ機器がたくさん置いてありますが一部を仕事部屋に移動し、今は半分くらい子供のおもちゃ収納に使っています。メープルで造作した窓枠やカーペット敷きの床は思いっきり好みが分かれそうですのでなかなか採用しづらいですが、注文住宅やセミオーダーならご提案はできそうです。

 

まず、注文住宅やセミオーダーのお客様の採用率が高いのが、上の写真にある造作テレビボードです。

 

テレビボードは最初に造ってしまうと、もともと気に入っている置き家具を持ってる方にとっては邪魔な存在になってしまいます。

 

なので、最初から計画する事はありませんが、特に予定の家具が無い方にはオススメのプランのうちのひとつです。

 

↑ モデルハウス&自宅 オーディオ機器はもちろん、子供のピアノ&ボックスに入ったおもちゃがすっぽり収納できる。

 

■良い点

・横幅最大4mまで柱なしで支えられる構造なので、スッキリした見た目に。

・壁から壁までのカウンターなので、リビングボードとして存在感がある。

・壁から壁までスペースを無駄なく活用でき、大容量。

・収納計画によって、高さや段数を自由にオーダーメイドできる。

・置き家具に比べると、お値打ちな提案ができる。

 

■イマイチな点

・扉を付けられない。

・置き家具のように持ち運びができない。

 

自宅でも実際に使っていますが、一番助かっているのは収納量の多さです。

 

まず、子供のおもちゃ類を収納するのにすごく便利です。

 

上の写真にあるように、子供ピアノ&ボックスに入ったおもちゃ、、さらに写真には写っていませんが、積み木や鉄琴などをこの場所に収納しています。

 

キッチン遊びをするようになったら、、と考えて色々下見をしていたんですが、これくらいのスペースがあれば収納できてしまう商品もあるようで、その時期になればキッチンも追加できるスペースはありそうです。

 

そこそこの量のオーディオ機器とこれだけのおもちゃを収納するには、置き家具では無理だったと思います。

 

オープンな収納ですが、寸法ぴったりのボックスを見つければ大量のおもちゃもすっきり収納できます。

 

 

↑ メーカーの施工事例写真です。収納プランによってはこのように2段で造る場合もあります。

 

 

レビ背面のタイル貼り&壁掛けテレビ&木天井&ホームシアター

 ↑ モデルハウス&自宅

 

■壁掛けテレビ

写真のように、テレビを埋め込む仕様は著しく汎用性を低下させる(使うテレビが限定され、買い替えや物件の売却時に困る)ので、よほどの目的がない限りあまりオススメはしません(笑)

自分の場合は、ホームシアターを造る時にテレビの前(ギリギリ)にスクリーンが降りる納まり&スピーカーとの干渉を抑える為にこうしました。

壁掛けテレビの仕様にすれば、造作テレビボードの上も広く使えます。

地震の時も安心ですし、何よりも見た目がスマート。

完成後に壁掛けテレビ仕様にするのは少し大変ですが、方法はあるのでご相談下さい。

 

■テレビ背面のタイル貼り

OP001TVbacktile

このようなアクセントになる壁面はある程度方向性がある素材を使わないとアクセントになりづらいのです。

しかし、どんな方向性にするのか?

それはやはり、住む方が見えない状態ではなかなか計画しづらいのです。

よって、特にリビングのようなメイン空間のアクセントウォールは、住む方の好みやインテリアの方向性にあわせ素材や色を選択するのがベストです。

我が家では、「平和公園北の家」で採用した外壁タイルの色と寸法違いのものを貼り方向を変えて内装で使用しました。

ただでさえ立体感と質感が強い手焼きのタイルですし、照明の光が上からあたる箇所でもあるので、目地の影が強調されて必要以上に強い印象になるのを避けるため、目地部分がくぼみにならないように施工しています。

個人的には大満足でとても愛着を感じています。

もう少しリビングに華が欲しいという方は、ご相談下さい。

 

■リビングの木張り天井

物件によっては採用しています。

インパクトがありますし、好みも分かれるのでしょうか・・悩むところで、標準ですべての物件に採用する事は今のところありません。

でも、造作リビングボード・壁掛けテレビに比べれば、あらかじめ採用できる可能性は高いかも・・とも考えています。

フローリングと同系色のメープルやオークの家具をお持ちなら間違いはありませんが、ウォルナット系の家具でしたら、それに合わせて濃いめの木材をチョイスするのもオシャレだと思います!

間接照明がある折り上げ天井の場合、夜はキレイですよ!質感の高い材料は、照明と相性が良いです。

ただし、木張りをする事で空間に広がる光の色は変わります。

照明の役割としての天井を優先するのであれば、今の状態がベストです。

雰囲気はすごく出ますが、光の色もまぁまぁ変わりますので、どちらを優先するのかは光の色がどう変わるのかモデルハウスでご確認頂いてからでも良いと思います。

 

■ホームシアター用の電動スクリーンを隠蔽して納める

テレビの前にスクリーンが降りてくる納まり。これがやりたくて、いろいろと苦労しました・・。

 

↑ スクリーンは天井内に隠蔽されるので使っていない時は存在感ゼロです。

 

マイホームを買ったらホームシアターを造りたいと思っている人もいると思います。

私もオーディオが趣味ですので、これはずっとやりたいと思っていました。

せっかくホームシアターを造るなら、大型の電動スクリーンを隠蔽して納めたいですよね!

物件によってはご提案できますので、ご興味がある方はお気軽にご相談下さい!

 

株式会社ミキプランニング

代表取締役 佐藤 幹展

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