ほとんどのお客様が、当社の事をはじめて知る方だと思います。
2020年の今年で8年目になりますが、ミキプランニングは小さな会社ですし、会社所在地をグーグルマップで見てみてもただの一軒家な訳です。
もし、たまたまお近くに来られる事があってどんな会社なのか車で前を通ってみよう・・という事があれば、会社名すら表示されていない事に気づくでしょう笑
なんて怪しい会社だ!・・・と、思われてしまうかもしれません。(普通はそう思いますよね)
ただ、それにはいろいろな考えや理由があってそうしているのです。
その点のお話しをしながら、ミキプランニングという会社の簡単な自己紹介をする記事です。
■株式会社ミキプランニングは、代表の佐藤がひとりで営んでいる会社です。
可能なかぎりコンパクトな会社である事。
それはもう、僕の中ではこの仕事をする上での信念のようなものです。
まず、ミキプランニングの事務所は僕の自宅と兼用です。
従業員はひとりもいません。
つまり、運転資金をほとんど必要としない会社です。
土地の選定・仕入れから、造成の計画、建物の配置や間取りの計画、コーディネート、収納や細部の造作の計画、照明や電気関係の計画、それらの作図から完成した現地の写真撮影、お客様へのご説明やご契約、お引き渡しまでのフォローからアフターサービスまで、すべてを代表の佐藤が行っています。
自分の知る限りこのような形態の分譲住宅メーカーは知りませんし、そのような意味ではそれなりに変わった会社であるとも言える訳ですが、それにはほんとうに多くの理由・動機があります。
経営に関わる理由
・運転資金の為に、たいして良くない土地を無理して買わなくても良い。
→ 営業社員が一生懸命営業しないと売れないような在庫リスクのある土地はそもそも買わなくて済みます。
→ 結果、営業社員を雇用する必要性がない。
・リーマンショックやコロナショックなどの事変に強い。
→ 運転資金がほとんど必要ない会社ですので、半年〜1年くらい休んでいても平気です。むしろ、良い土地が無ければ仕事をしない時期があるのは当社にとっては通常運転です。
・立派なオフィスやショールームは無駄な経費だと思っている。
→ それがある事によってお客様に与えるイメージの違いはあると思いますが、造っている商品の本質が変わる事はありません。
→ 豪華で非日常的なショールームのような、つまり「イメージ」で売るというのは、僕の価値観とはかなり違います。
→ 設計上のそれぞれの工夫が現実的な生活の中でどのように機能しているのか、それを自宅兼事務所というリアルな空間の中でお見せするほうがよっぽどショールームとしての価値があると思っています。
・広告宣伝費をほとんど必要としない
→ 運転資金がほとんど必要ない会社ですので、物件数を求める必要もなく、会社の知名度を高める必要性が低い。
→ 良い物件だけを厳選して仕入れる事ができるため、広告をほとんどしなくても買って頂ける。完成した物件が在庫となる事がまず無いので、見学会と新聞折り込み広告を毎週のように実施する必要があまりない。現場待機する営業社員も必要ないですし、広告費もほとんど必要としません。
・土地仕入れの意思決定が早い
→ 土地を見に行くのも、その土地にラフプランを入れるのも、そして、購入を決定するのも全て自分です。
→ 大きな会社のように、「仕入れ担当→設計担当→凛議書の作成→経営の意思決定」という手順を複数の人間で行う必要がありません。
→ 良い土地情報が出た時にそれを購入できるかどうか・・その点、意思決定の速さはとてつもなく重要です。
→ 物件にもよりますが、さほど難しく無い土地であれば情報が手元に届いて徹夜でプランを仕上げ、翌朝現地を確認し、そのまま電話で購入意思を伝える・・という事も可能です。そんな仕入れができる会社はほとんど存在しないのではと思っています。
商品づくりに関わる理由
・運転資金の為に無理な仕入れをする必要がないので、自分が本当に良いと思った土地のみ仕入れる事ができ、商品(土地)に対して大きな妥協する必要がなくなる。
→ それはどんな物件なのかについては、こちらの記事にまとめていますので、どうぞ!
・年間の物件数が少なくても良いので、限られた数の物件に自分の能力を注ぎ込む事ができる。
→ 間取りはもちろん、棚板の奥行きや高さからコンセントの取り付け位置、照明器具の選定や取り付け位置、壁紙の選定に至るまで自分自身で最良と思うものを計画しています。
・自分自身で選んだ土地に、自分自身で建物を計画する事により、商品の細部に至るまで自分の意思を反映させる事ができる。
→ 土地を選んだ・建物を造った本人がお客様に直接説明できるのも大きな利点です。全部を自分で計画していますので、販売物件に関する事であれば基本的にはほとんどのご質問にお答えする事ができると思います。
個人的な性格によるもの
・運転資金の為に買ったたいして良くない土地を営業しなくて済む精神衛生上の理由。
→ たいして良くないと思う物件を売る為に、さも良い物件のようにお客様に営業するのは苦痛ですし、楽しくありません。(経験談)
→ それができるのは営業気質のタイプの人間です。それはそれですごい能力ですね!僕はどちらかというと、プラン・企画が得意な(職人気質よりは手前の)ものづくり気質のタイプの人間です。当社から営業電話がかかってくる事はまず無いのでご安心下さい笑
・自分の時間を大切にしたい。
→ 前提となる個人的なおはなしですが、僕は趣味が多い道楽人間です。
→ 仕事以外のプライベートな時間を充実させる事・自分自身の好奇心を満たす事を人生においてとても大切にしています。
→ 同時に同じくらい、仕事に対して楽しんで取り組めるという事も大切にしています。数や数字を求めて仕事をしたくないというのはこの辺の事が理由にあります。
→ 無理してたくさんの物件を手掛ける必要がなければ、自分の時間も持てるようになります。
→ ひとりで仕事をしていれば、気軽に自由に動けます。
・他の人と仕事を共有したり任せる事が苦手
→ はっきり言ってこれはただ自分が不器用なだけですが、仕事を自分でやらないと気が済まない、他人に任せられない典型的なタイプです。
→ 会社員の時には部下を持った事もありますが、本当にさまざまな事に困惑しました笑
■実際の業務内容
・分譲住宅の企画・開発・販売
→ 実態としては、当社の業務の8割くらいは分譲住宅のお仕事です。
・注文住宅
→ 注文住宅を請ける事もあります。ホームページ上ではほとんど触れていませんが笑
→ お客様が気になっている土地、既に購入されている土地に対し、プランや予算をご提案するパターンがひとつ。
→ もうひとつは、土地探しから一緒なって住まいを造っていくパターンです。予算や理想とする暮らしをお聞きして、どんなエリア・条件で土地を探すのか・・・そこからスタートします。
それにしても、会社名くらい玄関に表示したほうが良いですよね・・笑
僕は飛び込み営業や電話というものが好きではないので、そうゆうのが増えたら嫌だな・・というのがひとつめの理由。
もうひとつは、イマイチかっこよく表示できる案が思い浮かばないのです。
もうすぐ事務所と自宅を千種区に移転して1年になりますが、なんとなく良いアイデアが浮かんだのでそろそろ・・・。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
なぜか、意外と言われる事が多いのですが、私佐藤はアウトドアな趣味が多いです。
↑ 北アルプス 燕岳登山
↑ ほったらかしキャンプ場 山梨
その為、緊急事態宣言下での外出自粛にはダメージを受けています。
キャンプ場はどこも閉鎖しており、5月の連休には毎年登山を企画するのですが、今年はずっと家で過ごしました。
マッターホルンというスイスの山に登る5年越しの計画を今年の夏に実行する予定でしたが、それも延期になりそうです。
そのかわり、夏の北アルプス1週間長期縦走の企画しながら、気を紛らわしています(この情勢がこのまま続けばそれも断念ですが)。
どこへも出かけられない生活というのは辛いですね。
個人的な日常生活においては、サウナに行けないのがほんとうに辛いです・・。
しかし、飲食業や旅行業などのみなさまの身を切るような思いを想像すれば、自分の辛さなど間違いなく大したものではありません。
いずれにしても、日常が1日も早く戻るよう願うばかりです。
あたらしい物件は、昭和区です。
最寄りの駅は、桜通線「桜山」駅。
駅より東側の立地です。
少し遠くなりますが、御器所まで歩いて鶴舞線を利用する事もできる立地です。
人気の高い「松栄小学校」学区に位置し、小学校までは徒歩2分の安心できる立地。
北東角地を2分筆した計2棟です。
今までのブログでも何度も言っていますが、僕は陽当たりの悪い家は嫌いです。
極端な話、陽のあたらない薄暗い家は人格形成にも影響を与えるような気がしてなりません。
もちろん、陽当たりの悪い家は今まで1軒も造っていません。
この物件も例外ではありません。
どちらの棟も南側に十分な彩光スペースを確保した上、彩光窓が2枚設置できているワイドスパンのリビング。
リビングが明るいのはもちろん、すべての居室が南に配置された明るい間取りです。
収納が少ない家というのも嫌いです。
もちろん、断捨離が得意な人にとっては収納が少なくても良い家というのは成立しますが、少なくとも多趣味で物が多い自分には無理です。
そもそも、自分の中での良い間取りの定義は「誰が使っても使いやすい普遍性の高い間取り=資産価値の高い間取り」なので、特定の人だけが使いやすい間取りというのは僕にとってはナシです。
少なくとも僕が思う家とは、そこに暮らす人の人生・好奇心を受け止められる器のようなもの、生活の基盤になるものです。
そのような意味で、収納のゆとりは生活の豊かさに直結すると思います。
たとえば、子供とキャンプに行きたいと思っても、道具を収納する場所がなく既に家の中が物で溢れていれば、新しい事を始める気持ちもなくなってしまうでしょう。
新しく何かをはじめようと思った時、収納する場所があるかどうかはとても大切で切実な問題です。
アウトドアな趣味が多い僕の自宅は、玄関に大きめの収納を設けており、登山道具やキャンプ道具、工具や洗車用品、ベビーカーなどで埋め尽くされています。
自宅と事務所を今の場所に新築して1年くらいですが、この収納があって本当に良かったと実感しながら生活をしています。
昭和区の新物件も、どちらの棟にも玄関に納戸を設置し、シューズクロークも十分な収納量を確保しています。
↑ 千種区南明町 自宅兼事務所 玄関まわりの様子
左側が納戸の扉。土間仕様だと靴を履いたまま荷物の出し入れがしやすく、便利です。
玄関は掃き掃除をしても砂ホコリが舞ってしまうので、水で流して掃除しています。
その為、玄関土間のタイルが側面まで少し立ち上がる寸法を基準とし、水掃除がしやすいようにしています。
今後の予定
この物件は、夏頃に着工し、今年の年末から来年1月ごろの完成内覧会をイメージして進めています。
それまでに、物件の間取りや価格などの詳細情報をはじめ、間取りや土地の解説記事や現場の様子などを随時ブログにて公開する予定です。
また、完成内覧会の時期についても、決まり次第メールおよび郵送でお知らせする予定です。
それらの最新情報はメールマガジンという形で登録頂いたメールアドレスまでお知らせ致します。
ご希望のお客様は、こちらのリンクより会員登録して頂き、情報をお受け取り下さい。
それでは次回の更新まで。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
↑ 瑞穂区甲山町「瑞穂公園西の家2」玄関
甲山町の間取りですごく気に入ってるのが玄関です。
玄関ドアを開けて正面に大きな窓とお庭。
こんな間取りは滅多に造れません。
それも土地が持つ魅力だと思います。
このお庭をより魅力的なものとする為に、ウッドデッキとウッドフェンスを施工する予定です。
ウッドデッキを施工する事で、フローリングとほぼ同じ高さの出入りしやすいお庭となり、より身近で気軽な外部空間になります。
また、十分な高さの目隠しウッドフェンスを施工する事で、お庭はよりプライベートで過ごしやすい空間となります。
この玄関の本当の完成形はウッドデッキとウッドフェンスが出来上がった状態です。
その完成形をよりイメージしやすいように、我が家の写真をアップします。
甲山町の間取りと我が家の間取りは似ている箇所(特に1階部分)が多いです。
我が家の土地を見つけた時も、手書きのラフプラン上ではありますが、この玄関に心が弾みました。
甲山町の土地を見つけた時には、我が家のプランと同じ骨格で魅力的なプランが入りそうだという直感がありました。
そんな経緯で買った土地です。
写真のとおり、我が家も同じく玄関を開けて(正面ではありませんが)採光窓とお庭が目に入る間取りになっています。
甲山町のお庭の形は台形です。
我が家のお庭の形は三角形です。
この三角形のお庭でも、写真のようにちょっとしたアウトドア気分で子供とBBQをする事はできてしまいます。
その点、甲山町のお庭のほうが使い勝手が良いと思います。
我が家の場合、お洗濯物干し場を兼用していますが、甲山町はお洗濯物干し専用のサービスヤードがあるので来客を気にする必要もありません。
また、甲山町のほうがこの写真よりもフェンスを高めに設定しています。
登山やキャンプなどのアウトドアな趣味がある自分としては、テントや寝袋を広げたり吊るしたりして乾燥させるスペースとして、このお庭はとても重宝します。
もちろん我が家も玄関まわりの収納は充実させてますから、乾いた登山装備はデッキで畳んで、そのまま近くの収納へ・・。
それがとても便利で満足しています。
↑ 9月にお引き渡しをした「平和公園北の家」
ウッドデッキの材料について。
材料は写真と同じものを使用する予定です。
デッキ材は南米産のハードウッド。
現地では、枕木や橋、電柱などに使われる非常に耐久性が高い木材です。
デッキ材としてはかなりよい材料を使用します。
フェンス材にはソフトウッドを使用しています。
ハードウッドに比べると耐久性は低い材料ですが、ソフトウッドを採用している理由はあるハードウッドの欠点です。
それは、時間の経過と共に色が落ち、ブロックが汚れてしまう事。また、材料が重たいので、フェンスで使うと支柱に負担がかかってしまう事。
デッキ材に比べフェンス材は交換が簡単という事もあり、フェンスにはソフトウッドを採用しています。
ソフトウッドですが、屋外用のステインを塗装している商品なのでそれなりの耐久性はあります。
デッキは無塗装なので色を選ぶ事はできませんが、フェンスは塗装品なので、色が複数あります。
瑞穂区内方町の物件も、瑞穂区甲山町の物件も、ご成約のタイミングによってはお客様と相談をして色を決めてもいいかなと思っています。住んで頂ける方が決まった時には相談させて頂きますね!
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
ダイニングのほうからリビングを見る写真です。
「瑞穂公園西の家」は南向きの土地に立つ家ですので、南側の隣地との間隔も十分に確保されておりとても明るいです。
もうひとつ、より明るいリビングとするために、この南面の採光窓は可能な限り大きなものを採用しています。
既製品ではほぼ最大サイズの横幅の窓。
高さも取り付け可能な最大サイズを採用しています。
これだけ大きな窓だとシャッターの開け閉めもかなり大変ですが、この窓には電動シャッターを採用しています。
電動シャッターの場合、シャッターの開け閉めは「窓やカーテンを閉めたまま」行えます。
窓やカーテンを閉めたままシャッターの開閉ができるのは本当に便利ですよ!
しかも、電動シャッターは手動シャッターと比べて音がとても静か。ガラガラ音はほとんどしません。
写真ではわかりづらいですが、窓際にはカーテンボックスを造作。カーテンを開けている時でもレールが隠れてスッキリとした見栄えになります。
照明器具は3系統を過ごし方に合わせて組み合わせてお使い頂く設計です。
リビングでは長い時間を過ごすと思います。そこでは、色々な過ごし方と時間があるでしょう。
賑やかなに過ごす時間もあれば、落ち着いて過ごす時間もあると思います。
それを天井のシーリングライトひとつで賄うのはあまりにも雑な計画だと思います。
テレビを見る時は、画面の明るさと背景の明るさのコントラストを押さえ、目に優しい視聴環境になるように壁面の間接照明を使用するのがオススメです。
天井の間接照明とあわせて使用すれば、明るさ的には十分だと思います。
天井の折り上げ中央にある2つのダウンライトは、ピンポイントで明るさが欲しい場所に向きを自由に変えられます。
ソファやテーブルの位置に合わせ、位置を設定して使って下さい。
リビングとダイニングとの境界には写真左側にあるように「壁」を立てています。
この壁がある事で間接照明を天井に設置でき、また、テレビの裏側が目立ちにくくなると共に、テレビボードを配置してもスッキリ納まります。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
↑ 11月の朝10時頃に撮影。南側の窓からしっかり陽が入る明るい寝室。
主寝室は基本的に夜に使う部屋。
北側の光が入らない場所にあったとしても、それはそれで普通に使えてしまうでしょう。
でも、最近マンションから一戸建てに引越し、北側の暗い寝室から南側の明るい寝室へ引っ越した自分としては・・明るい寝室はやはり良い。
そして、せっかくの南向きの土地なら主寝室も南側に配置し、明るくて気持ちの良い主寝室を造りたい。
我が家では、電動シャッターを遮光カーテンかわりに利用し、寝室のカーテンはレースのみにしました。
枕元に置いた電動シャッターのスイッチを押せば、レース越しにやわらかく拡散された光によって寝室はみるみる明るくなりとても爽やかに目覚められます。
夜は、ベッドで横になっていても不快なまぶしさを感じないよう、照明器具の選定と取り付け位置を検討しました。
この寝室はベッド背面の壁面長も十分で、ツインベッドレイアウトをはじめ、(ナイトテーブルを置く寸法を残した上で)様々なベッドレイアウトに対応できます。
この寝室は洋服を掛けられる収納がとても多いです。
まず、ウォークインタイプのこの収納。
空間を下から上まで余すことなく活用できるように、ハンガーパイプは可動式で上下2段の計画です。
これは我が家の写真ですが、上段は自分が使い、下段は妻が使うという使い分けをしています。
ただ、瑞穂公園西の家のほうがこの写真よりも横幅が広く、高さも10センチ高いです。
最下段には今は何も置いていませんが、ストッカーを置くスペースが残ります。
少し引いてみると・・この寝室にはもうひとつクローゼットがあります。
こちらは、固定式のハンガーパイプ1列と枕棚。
丈の長いコート類はこちらへ、シャツやジャケットなどはウォークイン・・というように使い分けて頂くと納まりが良いと思います。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展