これはただの個人的な望みで、自分意外の人はそんな事を思っていないかもしれないけれど、照明の計画をする際に気をつけている事があります。
それは、夜中に寝室からトイレやリビングに行く時に、まぶしい照明の光を浴びなくても良いようにする事です。
ただ、玄関に採用されている人感センサーとの位置関係によって、どうしてもそれが叶わない間取りもありますが、多くの間取りではそのようにしています。
その為にまず、階段には明るさセンサー付きの足元灯を設置しています。
これは、暗くなるとぼんやり階段の足元を照らす照明ですが、(個人差はあると思いますが)僕はこの光だけで寝室からリビングまで安全に階段を降りられます。
↑ 千種区南明町 佐藤自宅 2階から3階への上りにある足元灯。できるだけ実際の明るさの感覚に近くなるように露出を調整して撮影しました。夜はこのあかりだけで移動しています。
ミキプランニングの家は、すべての間取りで1階に寝室・2階にリビング・3階に子供部屋という動線で作られていますが、僕の自宅は1階をオフィスで使っている都合上、寝室があるのは3階です。
寝室のドアを開け、階段の足元灯だけでトイレまでたどり着き、トイレの中に計画されている「ぼんやりと」明るい足元灯のあかりで(安全に ← 男性は座りション推奨です!!)用を済まし、また階段の足元灯を頼りに寝室に戻ります。
↑ 千種区南明町 佐藤自宅 トイレに設置している足元灯。
そして、また心地よく眠りに落ちるという流れです。。
実際に自宅で使ってみて、自分にとっては今のところものすごく快適です。
共感してくださる方がいる事を信じてます笑
この足元灯のもうひとつの役割が、非常用のあかりです。
地震によって停電が発生し完全な暗闇になったとしても、照明に電池が内臓されている為、この照明は点灯し続けます。
2〜3年前に商品がバージョンアップし、汎用性の低い専用の充電池から、乾電池の仕様へと変わりました。
専用の充電池の場合、電池がダメになったら非常灯としての機能はそれでおしまいになってしまいますが、汎用性の高い乾電池仕様であればいつでも備えておけるという訳で、良いバーションアップだと思いました。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
ミキプランニングでも、リビング階段の間取りが多いです。
リビングを中心に家族が顔を合わせる機会が増え、また、床面積を効率よく使える為に建築コストを大きく抑える事ができる方式です。
良い事が多い方式ですが、最大のデメリットは空調の効率問題でしょう。
暖かい空気は上に逃げ、冷房の冷たい空気は下に逃げてしまいます。
それを防ぐ為、オープンになっている箇所に、空気の流出を防ぐためのカーテンやロールスクリーンを「美しく」設置できるよう、BOXを造作しています。
我が家でもリビング階段の間取りになっています。
3階への上り、1階への下り、両方がオープンになっている方式です。
↑ 千種区南明町 佐藤自宅 空調を使っていない時は中央に寄せる方式。
↑ 千種区南明町 佐藤自宅 夏のエアコン稼働時には下の階への入り口を塞ぎます。
↑ 千種区南明町 佐藤自宅 全部塞いだ場合。個人的には全部塞がなくても夏なら下りの箇所だけ塞いでいればOKと思います。
扉がある場合に比べると気密性は低いですが、カーテンだけでも十分に効果を感じられます。
カーテンやロールスクリーンをBOXの中に納める事によってレールやブラインド・スクリーンの根元が隠れます。
その事によって、見え方はずいぶん変わります。
特に、ロールスクリーンを採用した場合、使っていない時は何もないかのような納まりになり、見た目がとてもスッキリします。
ロールスクリーンを入れるか、カーテンを入れるか。。
我が家では写真のとおり、レースカーテンを入れました。
カーテンの良さは、屈む事なくシュッと横に引くだけで出入りできるので、楽ちんです。
ただし、使わない時(1年の半分くらいは使わない)でも存在感がそれなりにありますし、邪魔だと感じる方もいると思います。
しかし、個人的にはファブリックの綺麗なプリーツやウェーブが好きな事もあり、また、リビングの窓にハニカムシェードというブラインドを採用した事もあって、この箇所にはレースカーテンを選択しました。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
早く間取りを公開したいと思っているのですが、その為にはプレゼン用の間取り図を作成しなければならず、それになかなか着手できません。
今年は僕のまわりでも家を建てる友人が多く、その相談をいくつか受けています。
それらのプラン検討の仕事を進めつつ、「松栄小学校南の家」は照明計画を検討しながら電気図面を引いています。
電気図面が仕上がったらひと段落。あとは、現場が意図するように進むのを確認するだけです。
そうすると、お盆明けごろには間取りの公開に着手できるのでは・・と思っています。
さて、「松栄小学校南の家」現地では、上棟を行いました。
上棟とは、木材・構造の骨組みを組み立てる作業の事。
1日で家の形が出来上がる、家づくりの工程の中でもお祭り的なイベントです。
その様子を少しだけお伝えします。
この写真は角地のA邸のもの。
3階部分の天井が組み上がり、あとは屋根を組み立てるだけの状態です。
屋根が組み終わったB邸に、吹付断熱用の通気部材が取り付けられています。
今度詳しくご報告しますが、「松栄小学校南の家」では、吹付断熱を採用する事にしました。
気密性・断熱性能が大きく向上する事で、室内環境がさらに快適になります。
この写真はB邸の2階リビングのもの。
サッシはまだ取り付けられていませんが、南側にある2つの採光窓の様子がよくわかります。
今日は様子を見に行ってきただけですが、明日は大工さん・電気屋さん・設備屋さん等々、、各業者さんと現地でみっちり打ち合わせです。
翌日行ったら防水紙が貼り付けられていました。
検討中だった仕様もほぼ確定しましたので、販売価格も近いうちに公開できそうです。
まずは、間取りの公開にむけて頑張ります!
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
↑ 瑞穂公園西の家2:ダイニングテーブル脇のカウンター。赤字は変更前の寸法で写真の物件の寸法。青字は変更後の寸法。
このカウンターをダイニングテーブル脇に造作する理由はたくさんあります。
・床面積を有効に活用する為
→ 家具とその周辺に必要な寸法を図面上にあてはめてみると、活用しきれていないスペースを見つけられる事は多いです。「あるスペースを最大限有効に活用する為」このカウンターを造作するようになりました。
→ 床面積を大きくしてコストをかける事によって出来る事が増えるのは当たり前です。生活に必要な寸法をきっちり図面に落とし込み、「ムダを無くす事=あるスペースを最大限活用する」事によって「価値を凝縮する事=同じ広さでもより多くの事ができ、より使いやすいくする事。」は、分譲住宅の価値=優れたトータルバランスだと思っている自分にとっては、とても大切な考え方です。
・ダイニングテーブルの延長として使えて便利だから
→ 友人や両親が家に来た時。人数が増え手狭になったダイニングテーブルを補うような使い方ができます。お鍋やすき焼きの材料、空いたグラスや予備の食器などを置いておけば、テーブルの上が整理できます。
→ 食器や食材が多いお正月やクリスマスのイベントの時も同じです。
→ 生活の中では、テーブルの上で何か作業をし、そのまま食事の時間・・という事もあるでしょう。そのような時に一時的に物を移動する場所・・としても、我が家では使っています。
・ダイニングテーブルの近くに欲しいものを置いておけるので(カウンター天板)
→ ティッシュ置き場。テーブルの近く、手の届くところに欲しいけれども、テーブルの上に置きっぱなしになるのはちょっと・・。
→ お子様がいる家庭ではおしり拭き(ウェットティッシュ)はテーブル側に必須のような気がします。その置き場として。
→ 調味料系。テーブルの上に置きっぱなしを避けつつ、使いやすい場所に置いておけます。
→ コーヒーメーカーやトースターを常設で置いているお客様もいます。
→ 炊きたてのお米が入った炊飯器。いちいちキッチンまでごはんを盛りにいかなくてもいいです。
・ディスプレイスペースとして活用できるので
→ やっぱり、リビングの中にお花や額を飾れる場所は個人的には欲しいと思っています。
・収納量が増える(下段と中段)
→ 横幅約2.6m×2段分の収納スペースはあなどれません。
→ オープン棚はプリンター置き場としては便利ですし、中段ならそんなに目立ちません。寸法もちょうど良いです。
→ この中段と下段を収納としてもっと使いやすくしよう・・というのが、今回の改良の趣旨です。
改良前の寸法がこうだった理由。
このカウンターを設置するようになった時、「ダイニングテーブルの近くに補助的にものが置ける場所をつくりたかった」というのが大きな理由でした。
そこで、一般的なダイニングテーブルの天板高さである720mmをカウンターの高さとし、テーブルと高さを揃える事で補助テーブルとして使いやすくなるように。。
・・そのような理由で高さを決めました。
天板の高さ720mmという寸法があって、そこから棚板内部の寸法を決めた結果、中段と下段の有効高さは300mmという寸法だった訳です。
今回、その事によって棚板内部の収納としての汎用性を犠牲にしているのではないか・・そう考えて寸法を再検討してみました。
無印良品の収納モジュールを参考に、汎用性がより高い収納となるよう、収納優先で寸法を決めました。
赤字で書かれた数字は今までの寸法です。棚内部の有効高さが300mm。天板の高さが720mm。
青字で書かれた数字は改良後の寸法です。棚内部の有効高さを380mmとし、結果天板の高さが880mmになりました。
基本的にオープン棚は、BOXやカゴなどの収納用品を活用して使う事が多いと思います。
そのような収納用品は様々なメーカーから様々な種類のものが発売されていますが、「分譲住宅としての収納の汎用性」を考えた時に基準になるのはやはり無印良品の商品ではないかと思ったのです。
無印良品の収納用品はバリエーションが豊富ですから、本や書類・爪切りや綿棒、電池や切手などの小さな物から大きなブランケットや子供の着替えやおむつなどの衣料まで、たいていのものは収納できます。
結果、いろんなものを収納しても統一感を出す事ができるというのも良い点です。
棚内部の有効高さが380mmになる事によってできる事。
まず、書類を整理・収納する為に必要なファイルが納まるようになります。
↑ 高さ312mm 他社製品でも300mmをわずかに超える寸法の商品が多いです。写真を収納するアルバムなども同じような寸法が多いようですね。
↑ ファイルが納まるという事は、ファイルボックスも納められます。
ファイルの種類が統一されていれば裸で収納しても統一感がありますが、そうでない場合のほうが多いのではないでしょうか
そうゆう時、このファイルボックスを使えば、中身を隠しスッキリ収納でき、棚の中でファイルが倒れたりする事もありません。
このファイルボックスは僕のオフィスでも使っていますが、ファイルや書類がすっきり収納できるだけでなく、ノートパソコンと周辺機器、アイロンと霧吹き&当て布・・など、関連するものをセットで収納できるので便利です。
↑ 木製(正確に言えばMDF製突き板仕上げ)の引き出し。ただの箱であればシンプルなつくりなのでポリプロピレンでも良いと思いますが、引き出しなどの家具的な要素が入ってくるとポリ製のものは少しチープに見えてしまいます。
ファイルボックスが収納できるだけなら棚の高さが330mmくらいでもよかったのですが、この商品に寸法を合わせ、380mmという寸法にしました。
このスタッキングチェストは、スタッキングシェルフという商品の1マス分のオプションパーツですので、このサイズに寸法を合わせておけば・・・
無印良品モジュールにピッタリ合うはずなので、汎用性が広がるのではないかと思ったのです。
この写真を見るだけでも・・・
・重なるラタンシリーズ
・重なるブリ材バスケット
・ポリプロピレンケース
・ポリプロピレンボックス
などが活用されています。
これらの組み合わせであれば、積み重ねても無駄なくスペースを活用できると思います。
大きくて頑丈な帆布のバスケット。
最下段は大きいバスケットやカゴ、BOXなどでざっくり使うのが向いていると思います。
商品コメントにも書かれていますが、よく場所を動かす小物やおもちゃなどをまとめて収納して最下段に収納しておけば便利でしょう。
ただし、最下段の場合ホコリが付着しづらい素材のほうがより良いかもしれません。
カウンタートップが880mmになる事によって ・・・
確かに、テーブルトップとカウンタートップの高さが揃い、テーブルの延長のように広がる事でトップの使いやすさと見た目はより良いと思います。
しかし、カウンタートップが880mmになる=テーブルより160mmくらい高くなっても、先に挙げたような使い方ができなくなる訳ではありませんし、極端に不便になるという事もないような気がします。
880mmではちいさな子供の手が届かない・・とは言えない寸法ですが、特に1歳児にとってはこの180mmの差によってずいぶん届きづらくなると思います。
その点は生活利便性が向上する小さくないメリットだと思っています。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展
電動シャッターは今までもミキプランニングでは標準仕様として採用しており、お客様に対してもその便利さについて力説して参りました。
その後自宅を新築し、実際の生活の中でその便利さを実際に体験してみると、本当に便利だという事をあらためて認識しさらに新しい良さも発見する事に。
現在ミキプランニングでは、寝室とリビングの大型引き違い窓に電動シャッターを標準装備しておりますが、特に寝室に限っては外せない設備だと確信致しました。
以下に、その理由をつらつらと書きます。
こんな使い方をして下さいという記事です。
↑ 佐藤自邸&千種区南明町モデルハウス 寝室の窓
○電動遮光カーテン代わりになる便利さ
まず最も何が良いかと言うと、開閉がリモコンスイッチなのです。
つまり、ベットの近くにリモコンを置いておけば、ベッドで寝ぼけながら日差し・明るさをコントロールできます。
もっと寝たい時や昼寝の時は暗く。
目覚めたい時は明るく。
この操作をベッドに居ながらにしてできるのは本当に便利です。
一時、仕様変更で開閉リモコンが壁スイッチになった事があるのですが、これは本当に改悪だと思いました。
すぐに元の仕様に戻ったのは、(詳しい事情は知りませんが)相当不評だったのでしょうね。
個人的には開閉が壁リモコンになってしまったら電動シャッターの魅力は半減すると思います。
○遮光カーテンはもちろん、ドレープカーテンも不要。レースだけで十分です。
→ ドレープカーテンがいらない事でカーテン費用を抑えられる。
→ 窓まわりがすっきり軽快な印象に。特に、ダブルのカーテンレールは結構存在感ありますから、印象は大きく変わります。
→ 厚みのあるドレープを省略できる分、部屋が広く使えます。
→ ほこりを溜め込みやすいドレープを省略できる事で、お掃除・維持管理が楽になります。
○窓とカーテンを閉めたまま開閉できる。
→ スイッチひとつで開閉できるので生活の中で頻繁に開け閉めできる。結果、防犯性を高められる。
→ 特に、雨の日の開閉は本当に便利。
→ 暖房や冷房中に窓を開けずに済むので、空調効率が良くなります。
→ 窓を開けないので虫が室内に入りません。
○雨の時は閉めておけば、必要以上に窓が汚れるのを防ぐことができる。
○開閉音が静か!
→ 夜の開閉でも周囲や家族に気を使わずに使えます。
○部屋を使わないお昼の時間帯にシャッターを閉めておけば日射を遮り、余計な熱を室内に取り込まないようにすることができる。
→ 窓は壁の約10倍熱を通します。つまり、熱のほとんどは窓から逃げ、窓から入ります。
(だから標準仕様としているのですが)良いことが本当にたくさんあります。生活が変わります。本当にオススメの仕様のひとつです。
最後に、よく受ける質問について・・
○故障は??
電動シャッターが故障したとご連絡を受ける事は少ないです。少なくとも、当社でお引き渡ししたお家では(電動も手動も)今まで1件も故障のご連絡は受けていません。
もちろん機械ですから故障する可能性はありますが、手動シャッターの場合シャッターの端っこを持って開閉するとかかる力が偏よって故障の原因になるらしいのです。
そう考えると、電動シャッターのほうが故障の原因は少ないような気もしています。
○停電の時は??
停電や電気系統の故障で電動シャッターが使えなくても、手動切替のレバーがあり、それをを引っ張れば手動に切り替えられます。
以上、標準仕様のご紹介「電動シャッター」の魅力・使い方についてお伝えしました!
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展