前回の記事、 「池下駅北の家」竣工写真とダイニングでのこだわり の続きです。
このダイニングカウンターは、雑誌が収納できる奥行で設計されています。
その他には、モノを収納ボックスに仕舞い込んで棚板にボックスごと収納するような使い方も想定しています。
リビングというのは、多くの日常の時間を過ごす場所。
そのリビングをキレイな状態にキープしやすくするには、収納アクションが少ないオープン棚は非常に有効だと思います。
お客様からの聞き取りで、多くの本を収納する事を想定しておりましたので、棚板の間隔を短めにして耐荷重を増しました。
棚板の上段は、ダイニングテーブルの一般的な高さである720mmとし、テーブルの延長として使えるように計画しました。
ディスプレイでは、お茶セットが置いてありますが、そのほかにはお醤油やお塩など、テーブル上で使うものを置くことを想定しています。
また、収納内にコンセントが設置されているのが見えると思います。
これは、テーブル上で調理家電を使う時に利用して頂く専用のコンセントです。
お茶の時間にはコーヒーメーカーや電子ケトル。
食事の時間には、ホットプレートやIH調理器等を設置する為に使用します。
ダイニングテーブルのまわりは人が頻繁に行き来します。
足元からテーブルに伸びるケーブルは、人がつまづく原因になりますので、それを防止する為のものでもあります。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展