↑ 佐藤自邸 今は2灯吊り FRITZ HANSEN / サスペンス 320mm
ペンダント型照明を設置できるダイニングルーム
ダイニングルームにシーリングライトという計画。
個人的には「いろんな分譲住宅の間取りを見て感じる違和感トップ3」に入ります。
決して悪いわけじゃないです。シーリングライトは万能な照明ですから。
それで機能的に問題がある訳ではありません。むしろ、雑に計画しても失敗がない照明器具です。
それに分譲住宅の場合、計画段階で住む人が決まっていません。
置くテーブルの大きさや位置もわかりません。
そもそも自分が見る限り多くの分譲住宅では照明計画にそれほど力を入れていません。
そうなると消去法でシーリングライトとなるのでしょう。
問題がある訳ではありませんが、ベストな選択では決してありません。
人間の目は相対的に明るい場所に自然と注目するようにできています。
明暗差がない均質なあかりを配置すれば、目的とメリハリのないのっぺりとした味気ない空間が出来上がります。
やっぱり食事の空間は主役であるダイニングテーブルの上に焦点を合わせたあかりを計画したい。
そう考えると、ダイニングルームにはペンダントライトが最も適した照明器具だと個人的には思うのです。
テーブルの大きさや配置に合わせ照明の位置や数を調整
↑ 瑞穂公園の家 louis poulsen / PH5 Classic White
分譲住宅は計画段階で住む人が決まっていません。
テーブルの大きさや配置、組み合わされる照明器具も様々です。
住んでいる間にテーブルや照明を買い替えて配置が変わる可能性だって十分に考えられます。
それらに柔軟に対応できるように、照明の取り付け位置と数をテーブルの位置に合わせて自由に調整できるようにしています。
その為に電源用のレールを天井に取り付けているのですが、これが結構目立つんです。
電源レールは天井内のボックスに埋め込み、根本を隠しています。
ペンダントライトはインテリアのフォーカルポイント(視線を集めるポイント)になりますから、すっきり納める・美しく納める事はとても重要です。
LDKのインテリアとしても大きな役割を果たすペンダントライト
↑ 注文住宅 O様邸 LE KLINT / CACHE PENDANT
ミキプランニングでは、照明器具は物件価格に含まれています。
建築と一体化している間接照明が多いから・・という理由もありますが、照明計画はそもそも作り手側が提案するべきものだと思うのです。
しかし、ダイニングルームのペンダントだけはお住まいになるお客様にご用意頂いています。
インテリアの雰囲気を大きく左右しますし、「好み」の要素が強いからです。
ペンダントライトはダイニングテーブルの上に焦点を合わせる照明器具であると同時に、LDKのインテリアとしても視線を集めるポイントとなる存在です。
インテリアに与える印象は大きく、それだけに悩みどころではありますが、新居への引越しを前にいろいろ想像しながら選ぶのも楽しいものです。
もちろん、相談を頂ければ器具のご提案も致します。
ペンダントライト選びの参考に
私、佐藤は照明、特に北欧の照明器具が大好きです。
撮影用や現場用に持ち出したり、入れ替えて模様替えをしたり・・。
そうやって照明器具がどんどん増えていきます。
照明器具を選ぶ時に回覧するサイトをご参考までにお伝えします。
日本を代表する照明器具代理店。たくさんのメーカーの照明器具を取り扱っているので、イメージの手がかりを探せます。
インテリアのセレクトショップ。定番ものだけじゃない新しい発見があります。
デンマークの照明器具メーカー。ペンダントライト「PH5」が有名ですが、他にも素敵な照明がたくさんあります。
デンマークの家具メーカー。
フィンランドの家具・照明メーカー。
デンマークの家具メーカー。
デンマークの照明器具メーカー。
イタリアの照明器具メーカー。
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展