2018年06月27日
相生山駅東の家
「相生山駅東の家」内装コーディネートをご紹介します。

 

生山駅東の家、クロスを決定しましたので、内装コーディネートを過去の施工事例写真と共にご紹介します。

↑ 当社施工事例写真:クロスとフローリングの組み合わせ。それと、A邸の寝室に設置されている書斎スペースのイメージはこの写真ととても近いと思います。

 

A邸・B邸共に、内装コーディネートはこちらの通りです。

 

フローリングの色・クロスの選択はこの写真とまったく同じです。

 

全体的にグレーベースのインテリアですが、クロスの選択において特に注意したのは色のトーンです。

 

最も広い面積を占める「壁のクロス」の選択はインテリアの印象を大きく左右します。

 

その「壁のベースクロス」を決定するにあたって考えた具体的なイメージは・・・

 

グレーベースの雰囲気を感じさせつつ、暗い印象には決してせず、落ち着きのある雰囲気にしたい。

 

それらをすべて満たすトーンのクロスはどれか・・・

 

クロスはサンプルと仕上げのイメージがすごく違うので、ベストなものを見つけるまでに今まで多くの試行錯誤を繰り返しました。

 

グレートーンなので、彩度の選択は難しくありませんが、しかし、ぱっと見グレーに見えるクロスでも良く見ると微妙に他の色が入っていたり・・・

 

最も難しいのは明度・濃淡のバランスです。暗い印象になってしまうのは最悪です。でも、グレーベースの雰囲気はしっかりと残したい・・。

 

壁のクロスは近くでよく見てみると結構グレーの色が入っています。

 

しかし、貼っている面積が広いこと、また、お部屋が明るいので、決して暗い印象にはなっていません。

 

また、天井にはより白いクロスを選択する事で、グレーベースでもより明るく、さわやかな雰囲気に寄っています。

 

そして、ところどころに採用している壁のアクセントクロスでは、まわりのクロスとの明度のコントラストを特に気を付けて選択しています。

 

コントラストが強すぎるアクセントクロスは、どことなく下品な雰囲気を感じてしまうのは自分だけでしょうか?

 

しかし、コントラストが少なすぎても、アクセントとしての印象に欠けてしまいます。

 

ひとまず、自分の理想に近いクロスを見つけましたので、最近の物件ではほぼ同じクロスを採用しています。

 

また、「キズに強い」という機能性クロスである事もポイントです。小さなお子様がいるご家庭では、嬉しい機能だと思います。

 

 

空間や壁の広さが小さい子供部屋については、LDKと同じコーディネートにすると若干暗い印象が強くなるので、少し異なるコーディネートです。

 

使用しているクロスは同じなのですが、面積の多い壁クロスにより白いクロスを採用してより明るく爽やかな印象を強くし、天井にグレートーンのクロスを採用して落ち着きを付け加えています。

 

壁クロスにより白いものを使用しているので、アクセントクロスはLDKで使用しているものよりも明るいグレーでコーディネートしています。

 

この組み合わせは施工写真が無いので、完成内覧会でご確認下さい。

 

 

↑ 当社施工事例写真:B邸の寝室に造りつけられている本棚のイメージ。本棚の段数・横幅・クロスのコーディネートもこの写真とほぼ同じです。

 

「造りつけ」というのが、家づくりをしていて最近力を入れているテーマです。

 

間取りを計画している時、各スペースに必要かつ過不足の無い寸法を突き詰めていくと、余白のような空間が生まれる事があります。

 

その空間を活用すれば、同じ面積のお家でもより多くの事が実現できます。

 

その空間をどう活用するのか・・。そう考えた時に、もっとも威力を発揮するのが「造り付け」です。

 

他の箇所で使用しているものと同じ材料を使いますので、インテリアは当たり前に調和します。

 

また、出っ張りがなく壁の中にすっぽり納まっているのも、造り付けならではです。

 

何よりも、置き家具と違い余白のスペースに寸法をきっちり合わせられるので、空間の隅々まで活用する事ができます。

 

 

余談ですが、間取りに対しても同じ事を考えて造っています。

 

同じ30坪の家なら、出来ている事が多いほうが良いですし、出来ている事が同じなら床面積が少ない家のほうが良いですよね?

 

土地の広さにも同じ事が言えますが、床面積が無駄に大きくても予算・価格が無駄に上がるだけなのです。

 

限られた床面積の中で、廊下はできるだけ少なく。居室をより広く。収納をより多く。

 

その中で、各部屋の寸法を突き詰め、余白のスペースに造り付けで色々な機能を付加していけば、予算にもスペースにも無駄がなく、価値や機能が凝縮されたお家を造る事ができるのではないかと思っています。

 

↑ 当社施工事例写真:B邸のダイニングまわりのイメージ

 

キッチンとダイニングの位置関係、ダイニングテーブル脇の造り付けのカウンターとカウンター上の間接照明等、B邸のダイニングまわりとほぼ同一の造りです。

 

テーブルの大きさ・配置に関わらず、テーブルの適切な位置にペンダントライトが設置できるように計画されているテーブル上の照明ボックスについても、同一です。

 

しかし、突き当りの壁面のアクセントクロスはグレーベースのものを使用します。

 

 

間取り図に配置しているのは、横幅2mのかなり大型のダイニングテーブルです。

 

カウンターがない場合、2mの大きなテーブルを配置した時でも、ダイニングスペースに活用できない余白のスペースが残ります。

 

その余白の寸法を活用する為にカウンターを設置しています。

 

何もなく余白が残るダイニングスペースに比べ、カウンターがテーブルの近くにある事で、テーブルをすっきりかつ機能的に活用できるようになります。

 

↑ 当社施工事例:A邸のダイニング吹抜に施工される木張り天井

 

以前にもご紹介しましたが、A邸の吹抜天井は木張りです。無垢のオーク(突板)材を使用していますので、とても質感が高いです。

 

天井を照らすアッパーライトを3つ吹き抜けに設置していますので、夜の雰囲気もとても良いと思います。

 

以上、内装コーディネートのご紹介でした!

 

株式会社ミキプランニング

代表取締役 佐藤 幹展 

 

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