2018年02月22日
瑞穂公園の家
注文住宅の竣工写真を撮影しました!

 

取りの解説記事が後回しになっています・・。

 

2月は、現在受けさせて頂いている注文住宅の竣工があり、その仕事を最優先に。。

3月よりいよいよ、「瑞穂公園の家」の詳細プランニングにかかります。

 

竣工写真も撮影し、お引き渡しに向け残補修工事の確認等を残すのみ。

 

個人的に写真が趣味なので、竣工写真は自分で撮影します。

 

毎回そうですが、やっぱり竣工写真を撮影するのは楽しいです!

 

今回もみっちり2日間掛けて撮影しました。

 

さて、少しではありますが竣工したお家について、写真と共にご紹介します。

 

 

き抜けのリビングよりダイニングを撮影

 

 

吹き抜けのお家、最近造ってないなぁと思っていたんです(笑)

 

最初に「リビングを中心に子供達との距離が近いお家」というご要望を頂いて、久しぶりに吹き抜けのお家を造れるかも・・とちょっと嬉しかったです。

 

吹き抜けのリビングを中心に、そのまわりを子供部屋が囲むプランにしました。

 

採光窓(右側)からは、お昼間の採光はもちろん、夜は子供部屋の気配をリビングから窺えます。

 

覗き窓(左側)を開ければ、リビングにいる家族とのコミュニケーションができます。

 

 

ビング上部より吹き抜けに面する子供部屋を撮影

 

覗き窓は開き戸ですが、この写真を撮った時にはまだ入ってません・・。

 

今回のお家でどうしてもやりたかった天井の木張り。

 

写真では少しわかりづらいですが、実は梁の上部に溝を掘り、その中にアッパーライトを仕込んであります。

 

夜に照明を点灯すると上部の木天井が照らされてとってもいい感じです。

 

少しご予算頂きましたが、お施主さんが喜んで提案に乗ってくれたのが嬉しかったです!

 

 

 供リビングとその下の倉庫

 

「リビングを中心に子供達との距離が近いお家」を考えた時、リビングに子供達の居場所をたくさん造りたいと思いました。

 

そこでもうひとつご提案したのがこの「子供リビング」です。リビング内にある子供専用のスペースです。

 

階段の踊り場を広くしたようなロフト空間で、天井高さは1.6mくらいです。

 

その下を倉庫にする事で玄関まわりの収納量増やしています。

 

個人的には、階段脇にある本棚が結構好きです・・。

 

ちなみに、階段1段目と2段目の下はコンセントが設置され、ルンバの基地になっています。

 

ダイニングテーブルの上に設置されている照明は、デンマークのレ・クリント社のもので、お家の雰囲気に合うものを探し、お施主さんにプレゼントしました。

 

 

子供達に目が届きやすいよう、キッチンの正面の位置です。

 

壁面には身長を図れるクロス。これはお施主さんチョイスですが、ナイスチョイスです!

 

 

イニングに併設された子供達のデスクスペース

 

簡易的ではありますが、キッチン脇に子供達のデスクスペースも設けました。

 

写真には写っておりませんが、すぐそばに大型の本棚も計画しました。

 

キッチンの上部も木天井です。

 

天井に取り付けられているのはなんと雲梯・・。

 

お施主様の希望で、鉄工所に依頼して制作して頂いたものをしっかりと下地補強をし、取り付けました。

 

部屋干し用のハンガー掛けとしてもご利用されるようです。

 

それにしても、子供の時以来に雲梯やりましたけど、もっとスイスイできると思ってました・・(汗)

 


納たっぷりのアイランドキッチン

 

このお家はキッチンに相当こだわりました。

 

キッチンコーディネーターの友人の力を借り、フルオーダーで制作。

 

ダイニングテーブルと一体型のキッチンです。

 

以前のブログを読んで頂くとわかりますが、僕は本来、キッチンはどちらかと言うと対面式よりも独立式を好むタイプで、アイランドキッチンはあまり好んで計画しません(笑)

 

もっと正確に表現すると、容易な動機でポン付けされたアイランドキッチンが嫌い・・という訳です。

 

建売住宅やマンションで採用されているアイランドキッチンはほとんどがそうだと思います。

 

機能性を犠牲にして見栄を張る。それで物件が売れるようになると思っているなら色んな意味で残念です。

 

特に、収納を犠牲にしたアイランドキッチンは悲惨です。

 

モデルハウスではカッコよく見えますが、生活する上ではきれいな状態を維持するのは困難です。

 

物で溢れかえったアイランドキッチンはやっぱりあまり美しくはありません。

 

そんなアイランドキッチンを造るのは嫌だなぁと思っているのと同時に、理想的なアイランドキッチンのお家を造ってみたいという気持ちもありました。

 

やっぱり、アイランドキッチンの魅力・良さを活かす為には、たっぷりと収納を背負う事ができる事が大前提だと思います。

 

十分な背面収納スペース、洗い物が残っていても目立ちにくい深めのシンク、どんどん放り込める大型の食洗器、家電製品を見せないようにする工夫・・・

 

今回、アイランドキッチンを計画してみて、自分なりのアイランドキッチンの理想形がより具体的なものになったと思います。

 

↑ キッチン脇に設けたパントリー

 

背面収納だけでも十分な量ですが、パントリースペースも設けています。

 

炊飯器・オーブンレンジ・冷蔵庫もこの中に収納します。

 

調理台とも近く、動線的なロスも最小限に抑えました。

 

家電製品をすべて隠す事で、アイランドキッチンの魅力である意匠性の高さをより引き立てる事ができると思います。

 

これはなかなか分譲住宅では採用できないのですが、奥まった突き当りにさりげなく柄ものクロスを採用しています。

 

植物柄や花柄は個人的にはとても好きですが、主張が強すぎるといやらしさが出ます。

 

奥まった場所にベースクロスと同系色の植物柄を配置する事で、いい塩梅にまとまったと思います。

 

でも、正直出来上がるまで少し不安でした(笑)

 

右手側の壁には、お施主様が見つけてきた「磁石がくっつく石膏ボード」を採用しました。 

 

 

 き抜けのある明るいリビング

 

吹き抜けを採用したのは、「リビングを中心に子供達との距離が近いお家」を実現する為のご提案でもありますが、南側の駐車場に最大限の高さの建物が建った場合、それでもちゃんと陽が差して明るいリビングをキープする為・・でもあります。

 

外構工事はこれからですので、窓の外は殺風景です。外構工事を含めて設計したリビングなので、これからの仕上がりがまたまた楽しみなのです・・。

 

ソファを配置する壁面を少しふかし、カウンターを設置しました。

 

ソファの後ろに読みかけの本やティッシュボックス・携帯電話・テレビのリモコンなど身の回り品を置いておけます。

 

梁の下にある2つの照明器具はソファに座って手元に明るさが欲しい時に点灯するもの。

 

ソファ脇のすぐ手が届く場所にスイッチを配置しています。

 

 

キプランニングではホームページにはどこにも書いてありませんが(笑)注文住宅もお受けしています。

 

ベストな仕事量を考えた時、2棟同時に注文住宅を進める事はちょっと難しいかなとも感じているので何軒もお受けする事はできませせんが、楽しいのでこれからもやっていきたいと思っています・・。

 

土地がある方もこれから探されるの方も、もしよかったら声を掛けて下さい。

 

 

さて、「瑞穂公園の家」についてはいよいよ本腰を入れて計画を進めますので、最新の情報・記事はもうしばらくお待ちください!

 

株式会社ミキプランニング

代表取締役 佐藤 幹展

 

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