ダイニングテーブルの上にペンダントライトを自由に設置する。
↑当社施工事例:砂田橋駅南の家
「ダイニングテーブルの上にはペンダントライトを設置したい。」
・・というお考えをお持ちの方は多いと思います。
しかし、分譲住宅を見学すると、大抵は丸くてボテっとしたシーリングライトがダイニングテーブルの位置とは無関係に設置されているのみ・・というケースが多いような気がします。
「分譲住宅の場合そもそも、お客様がどの位置にどのサイズのテーブルを配置するのかわからないから。」
という造り手側の意見は理解できます。
私もずっと、個人的な想いとしては「ダイニングテーブルにはペンダントライトを設置したい」と思いつつ、現実的な問題を前に具体的な解決策を見つけられずにいたので・・・。
しかし、ライティングレールをダイニング照明に活用するとい方法を思い付いてからはずっとこの方法を標準仕様として採用しています。
↑当社施工事例:瑞穂運動場西の家
照明の位置をレール上の好きな位置に合わせられる事には、様々なメリットがあります。
まず、「どんな大きさのダイニングテーブルを買っても、テーブルのセンターに照明を落とす事ができる」事。
次に、上の写真のように「テーブルの位置を変更しても、テーブルのセンターに照明を落とすことができる」事。
さらに、「1灯式の照明(写真左)でも、2灯式(写真右)の照明でも、位置合わせが自由にできる」事。
つまり、「どんなダイニングテーブルやペンダント照明を選んでも、自由に組み合わせてレイアウトできる」という事なのです。
また、照明を取り付けるレールを凹ませた天井の中に設置しているので、根元を見せずにスッキリさせられるのも1つのポイントです。
リビングは「間接照明+補助照明」で居心地と機能性を両立。
↑当社施工事例:砂田橋駅南の家
リビングはくつろぎのお部屋ですから、まぶしい光源が直接目に入るような計画は適していません。
光源は壁や天井の奥に隠し、壁面を照らす事であかりを得る、いわゆる間接照明が基本の照明プランです。
夜くつろぐ時は、この間接照明だけで十分快適に過ごして頂けると思います。
ただし、ソファやテーブルの上で本を読んだりという時には、明るさが不足します。
そこで、補助照明を4灯点灯して頂くプランとしています。
↑当社施工事例:砂田橋駅南の家
取り付けられている照明は上のタイプのものです。
この照明は、集光タイプのユニバーサルダウンライト。
つまり、光を届けたい場所に集中して光を届け、また、照明の向きを自由に調整できる機能がついている照明です。
例えば上の写真のように、奥の照明はテーブルの上に・・・手前の照明はソファの位置に・・・明るさが欲しい場所に合わせて光を届ける事ができる計画になっています。
字を読む時、書く時、明るさがもう少し欲しい時は、この補助照明を点灯して下さい。
寝室の照明こそ、照明の向きに注意して・・・
↑当社施工事例:砂田橋駅南の家
寝室は上を向いて過ごす事が多い部屋。
そう考えると、できるだけ天井には照明を付けたくありません。
天井に照明を付けるとしても、向きを自由に変えられる仕様にしておかないと、ベッドの配置によってはとても不快感を感じてしまうと思います。
上の写真は別の物件のものですが、「広路小学校西の家」B邸の計画と非常に似ています。
左側、天井に付いているライティングレールにはスポットライトを取り付けますが、スポットライトは取り付ける位置や光の向きが自由に変えられます。
ベッドの位置を合わせ、まぶしくない位置と向きに調整して使って下さい。
正面の壁面に取り付けられているのは、間接型の照明です。
「後は寝るだけ」という状況なら、この照明だけで十分なハズです。
この間接照明は、お部屋の入り口でも、ベッドサイドでも、どちらでもオン・オフできるように3路スイッチの設計としています。
A邸の照明計画はこのプランとはまた違うものですが、それは完成見学会の時に・・・
その他、照明器具について細かい事・・・
まず、すべての照明をLEDにしています。
特に間接照明は電球の交換が非常に手間なのと、電球が結構高い・・。
その点、LEDはやっぱり便利で経済的です。
↑ 階段には、停電時にも内臓バッテリーで点灯する保安灯を採用しています。しかもこの保安灯は取り外しができ、懐中電灯にもなる優れものです。
もちろん、お庭やリビングの大型バルコニー、キッチンの勝手口バルコニー、ビルトインガレージにも照明が設置されています。
玄関まわりの照明には人感センサーを設置していますので、両手に荷物いっぱいの状態でスイッチの位置を手探りする・・・なんて事にはなりません。。
以上、照明計画のご報告でした!
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展