分譲住宅を企画する時にいつもテーマとして考えているのは、、
「どんな人にとっても使いやすいお家にするにはどうしたらいいか。」
という事ですが、これがけっこう難しくて悩むポイントなのですが、収納に関して「ロイヤル金物※という商品」との出会いである程度イメージ通りに答えを出すことができたような気がします。
「広路小学校西の家」においては、B邸にあるウォークインクローゼットの活用法です。
これはきっと、住まわれる方によって色んな使い方が考えられるなぁと思うのですが、今回の物件においても「ロイヤル金物仕様」にする事としました。
ロイヤル金物の良さというのは、従来の「固定式のクローゼットパイプ+枕棚」と違い、棚板の位置や枚数はもちろん、クローゼットパイプの位置や本数も自由に変えられる収納システムである事です。
個人的には、クローゼットパイプの位置と本数を自由に変えられるという点は、とても便利な機能だと思っています。
↑当社施工事例「神丘公園南の家」シューズインクローク内 ロイヤル金物仕様
踏み台を使ってでも洋服をたくさん収納したい。。
上の絵は、ロイヤル金物仕様クローゼットの「クローゼットパイプを2段使いしたバージョン」です。
クローゼットを正面から見た絵ですね・・。
とにかく洋服をたくさん持っている人・・・
洋服は可能な限りハンガー収納したい人・・・
・・におすすめな収納方法です。
ちなみに、私は我が家ではこの方式を採用しています。
デメリットは、上の段の洋服を取る時は、踏み台を使う必要があるという事・・・。
メリットは何といっても「洋服2段掛け!吊るしの洋服収納スペースが2倍!!」
自分的には、踏み台を使うデメリットは、このメリットひとつで吹き飛んでしまいます・・。
このプランなら、踏み台を使わずに2段使いできる!(身長によっては・・・)
このような高さにすれば、身長によっては「踏み台を使わずに」上の段の洋服も取れます。
でも、このプランの場合踏み台を使わずに済む代わりにデメリットが目立ちます。
1つ目のデメリットは、最下段のストッカースペースが最上段の棚板スペースに変わってしまう事。最上段である事と、それゆえに引き出しのストッカーは使えない事で、使い勝手は少し悪くなってしまうでしょう。
2つ目のデメリットは、コートを掛けられるスペースが作れない事・・・。
3つ目のデメリットは、下の段は吊るす洋服丈によっては床に擦りそうな寸法になってしまい、洋服にホコリが付きやすくなってしまう事でしょうか。。
もちろん、こんな感じの従来プランも可。
これはよくある棚板1段+クローゼットパイプというプランですね・・。
でも、従来の収納は枕棚とクローゼットパイプの高さは固定です。
従来プランのように使っても、高さが変えられる事で便利な事はいっぱいあります。
まず、クローゼットパイプの高さを自分の身長に合わせて一番使いやすい位置に自由に移動できる事。
せっかくの洋服1段掛けプランなので、自分の最も使いやすい高さに合わせたいですよね・・。
もうひとつ、枕棚の上に置きたい物に合わせて棚板の高さも変更できる事。
上の絵では、機内持ち込みサイズのキャリーバックを収納できる高さに合わせて棚板・パイプの位置を設定してあります。
これらの例はほんの一例ですし、拡張パーツがもっとたくさん出ているので、突き詰めれば自分仕様の収納にカスタマイズする事ができます。
枕棚と棚板が固定されていない事、自由にパイプと棚の位置を変えられる事、たったそれだけでもメリットは絶大だと思います。
「広路小学校西の家」B邸のウォークインクローゼットは、扉を開けて右と左に2列の収納がありますので、左右で収納プランを変えてもいいですし、収納量の変化によってプランを変えてもいいでしょう。
何よりも、住まわれる方によって自由に形を変えられ、いろんな使い方ができるという点が自分的には大好きな収納システムです。
ただ、物件に最初から取り付けられているパーツは、棚板2枚+クローゼットパイプ2本なので、例えば両側ともダブルパイプ仕様にしようと思った場合、追加で2本パイプが必要になります。
ご利用イメージに合わせて棚板やパイプの手配ももちろん可能ですので、ご相談下さい♪
株式会社ミキプランニング
代表取締役 佐藤 幹展